米球界で評価が割れる! 大谷翔平vs24歳PCA 数字で見る紙一重のMVP争い

割れる識者の見解

もっとも、識者の間では“大谷推し”も根強い。

「殿堂入り右腕のジョン・スモルツ氏はポッドキャスト番組で『オオタニのプレーぶりはすべてが大好きだ』としつつ、『PCAの素晴らしい守備力が、オオタニがマウンドに上がる時の失点阻止力よりも上だとは思えない』と持論を展開。世界最高の選手が二刀流であることを理由に罰せられるべきではない、との立場を示した。WBC米国代表監督のマーク・デローサ氏も『現時点ではMVPはショウヘイのものだ』と“大谷離れ”に反論しており、選手投票とベテラン識者の評価の温度差も注目されています」(スポーツジャーナリスト)

MVP選考基準の歴史的教訓

また、MVPの行方と選考基準については日本からも声が上がっている。

「大リーグ評論家としても知られる福島良一氏は、日刊スポーツのコラムで日本のプロ野球がほぼ優勝チームからMVPを選ぶのに対し、大リーグの選考基準は昔から曖昧だったと指摘。1987年、最下位に沈んだカブスのアンドレ・ドーソンが史上初めて最下位球団からMVPに選ばれた際、地区優勝に貢献しながら次点に終わったカージナルスのオジー・スミスが『その選手がいなければチームはどうなっていたか、それが重要な要素』と異議を唱えたことで『優勝争いへの貢献』が重視な選考基準として見直されたことを披露し、PCAの優位性に触れたほどでした」(前出・スポーツ紙記者)

投手復帰で流れ変わるか

ちなみに、大谷は実戦復帰へ向けた投球調整を進めており、シーズン終盤に登板が再開されれば流れが変わる可能性も指摘されている。そうしたこともあって、海外の一部報道で「投手復帰間近でPCAは終わり」との見方も出ているという。

5度目のMVPに挑む大谷か、24歳の新星が起こす下剋上か。優勝争いの行方とも連動するナ・リーグMVPレースは、最後まで目が離せない展開が続く。国内のファンにとっても、二刀流の大谷が栄冠を手にできるかどうかが、シーズン終盤最大の注目ポイントとなりそうだ。

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