米球界で評価が割れる! 大谷翔平vs24歳PCA 数字で見る紙一重のMVP争い

ドジャーズ公式インスタグラムより

ドジャース・大谷翔平投手と、カブスの新星ピート・クロウ=アームストロング外野手(24)、通称「PCA」によるナ・リーグMVP争いが、シーズン終盤に向けて一騎打ちの様相を呈している。

4度のMVP受賞歴を持つ大谷にとって、ここまで拮抗した相手は近年なかったことに加え、ドジャースが直近で複数カードを落とした苦しい時期と重なったこともあり、日米で一気に議論が熱を帯びている。

数字で見る大接戦

今季投打二刀流で開幕を迎えた大谷は、7月3日の登板を最後に左膝の張りの影響で登板から遠ざかっており、実戦復帰へ向けた調整が進んでいる段階だ。

「それでも14先発で8勝2敗、防御率1.79という好内容。打者としても打率.289、30本塁打、80打点、OPS.940と申し分ない数字を残している。一方のPCAは打率.279、32本塁打、80打点、OPS.931と長打力で肉薄しているうえ、2年連続で『30本塁打&30盗塁』を達成する走力も兼ね備え、若手離れした完成度を見せつけている。OPSの差はわずか0.009。投打二刀流という圧倒的な付加価値を除けば、純粋な打撃成績だけでも互角の勝負を演じている点が、今回の論争を一段と白熱させているのです」(スポーツ紙デスク)

24歳PCAの脅威は守備力

PCA最大の武器は、プレミアポジションであるセンターの守備だ。守備での失点阻止を示す「DRS」は8月時点で14に達し、中堅手としてメジャー3位。走攻守を総合した勝利貢献度「WAR」(FanGraphs算出)ではメジャートップに立つ。

米国のアメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』がドジャース、カブスを除く9球団・21人のMLB選手を対象に行った非公式調査では、PCAが15票、大谷が4票と大差がついた。アスレチックスのマーク・ライターJr.投手は『ESPN』の取材に「PCAは一流の守備をこなす。大谷は違う。彼を投手ローテーションから外してもチームは変わらないし、打線から外れても変わらないと思う」と述べ、PCA支持の理由を語ったほどだ。

【関連】廣岡達朗氏が一刀両断「首位攻防戦に緊張感なし、全てCSのせい」