【食卓ショック】今年はサンマがまたも高騰 庶民を落胆させる不漁・小型化・遠洋化の三重苦

どんどん高級魚魚化

アジやサバと並び“青魚御三家”とされ、庶民の食卓には欠かせないイワシが、太平洋側で不漁続き。北海道・釧路港では6月の解禁日から水揚げゼロ…。昨年、豊漁に沸いたサンマは一転、不漁が予想されるなど魚食文化への影響が懸念されている。

「鳥取県、富山県、石川県などの日本海側では、平年の1.7倍とマイワシの豊漁が続いているんですが、昨年の都道府県別漁獲量で上位を占めた千葉県や宮城県の太平洋側では、記録的な不漁に悩まされていますよ」(漁業情報センター関係者)

千葉県・九十九里浜で夏休みに地引き網漁が開催され、集まった約500人が一斉に網を引いたが、イワシはほとんど捕れず観光客をがっかりさせた。

千葉・宮城・釧路で記録的不漁

千葉県・銚子港の1~4月の水揚げ量は1万7033トンで昨年同期の19%。宮城県・石巻港でも1040トンで昨年同期の6%だ。

千葉や宮城以上に深刻なのが北海道・釧路港。6月16日にマイワシの巻き網漁が解禁されてから約2カ月経過しても、イワシの群れが発見できず、水揚げゼロの日が続いている。釧路港のマイワシ水揚げ量は2023年、2024年と2年連続全国1位だった。

黒潮大蛇行で回遊ルート変化

「日本海側が豊漁で太平洋側が不漁というのは、昨年まで続いた黒潮の大蛇行で魚の回遊ルートが変化したためとみられている。マイワシのエサになるプランクトンは水温が高くなると育ち難い。太平洋沖でエサ不足が起きているのが、不漁の原因と考えられています」(漁業ライター)

サンマも三重苦で不漁の見通し

一方、昨年は珍しく豊漁だったサンマ。’22年の全国水揚げ量は約1.8万㌧と過去最低の歴史的不漁を記録したが、翌年から増加傾向となり、昨年は約6.5万トン。

「水産庁は7月28日、8~12月に日本近海に近づくサンマの来遊量は『昨年の水準を下回る』『サイズも小ぶり』との見通しを発表した。今シーズンのサンマ漁は、来遊量が少ない、サイズは小さい、漁場は遠くなるという三重苦が予想されています」(同)

イワシ、サンマが不漁となれば、庶民の魚離れはますます加速する?

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