KEIRINグランプリの聖地・平塚競輪に突撃 アイドルとおにぎりと「誰かが教えてる」の謎【漢の旅 神奈川県平塚市(1)】

■雨の中、54歳のレジェンドに人情車券

平塚競輪

当日の天気は、雨が降ったりやんだり。1R、2Rの負け戦は車券を買わずに見(けん)とする。どちらも先行組が残る結果。雨は降っているが、風がほとんどないので逃げが効く。

3Rから、おそるおそる車券購入。なんと1990年代、選手層の薄い東北勢で孤軍奮闘した青森の高谷雅彦が54歳になってA級1班を走ってるではないか。人情車券は禁物と知りつつも同じ東北出身なので①高谷から3連複2点①②⑤、①③⑦。高谷は4角で捲ったが惜しくも着に届かず4着。スジのまま決着した②⑤⑥は、3連複1300円なら高谷が入っていればさらに……というタラレバ話はしても仕方ない。

雨が強くなったA級準決勝4Rは、特選組のスジ違い①④に賭けたが、これも先行が残って②④。5R、30代の逃げ屋に引っ張られた特選組①⑤が差して的中は的中だが、2連単でも一番人気の配当250円。まず1勝。

■アイドル・DJ・居酒屋状態のファンサービスが圧巻

6Rは見にして、場内売店の「大穴(ダイアナ)」のおにぎり2個で昼食だ。

平塚競輪場は、ファンサービスの面で圧巻だ。まずイベントスペースのフードコート。巨大なテントの下で4軒の売店から食べ物を買い、好きなテーブルで食べる。かつて競輪場では御法度だった酒の販売も堂々やっていて、おでんや煮込みをつまみに居酒屋状態の中高年組も。

そして、連日のアイドル・イベント。筆者は全然知らないアイドルだが、推しの若者がステージ前に集まり、サイリウムやタオルを振り回して盛り上がっている。それを遠巻きに眺め圧倒されているギャンブルジジイたち。

大手動画配信サイトABEMAがネーミングライツで入っているせいか、選手入場BGMが派手だったり、車券販売中にDJ風に森高千里やTRFの曲が流れたり、バンク内でラウンドガール(バンクエンジェルという。この日は雨でカッパ着用)が愛想をふりまいたり、オッサン族を喜ばすツボを心得た感じ。