東出昌大「妻と不倫相手どちらが好き」 沈黙の12秒が招いた恐ろしき代償【スター失言史第7回】

“沈黙は金なり”との格言は、釈明会見では通じなかった…

芸能人や著名人の何気ない一言が、時に世間を揺るがし、築き上げてきたキャリアやイメージを大きく変えてしまうことがある。彼らはどんな代償を払い、いかにしてその窮地を乗り越えたのか。世間を騒がせた「失言」と社会的反響、本人たちのその後の歩みを振り返る。

理想の夫婦、そして不倫発覚

映画での鮮烈なデビュー以来、高身長の端正なルックスと素朴なキャラクターで、数々の話題作に出演してきた俳優・東出昌大。女優の杏との結婚、そして子供にも恵まれた彼は、芸能界を代表する理想の家庭人の一人として高い好感度を誇っていた。

しかし2020年1月、共演女優・唐田えりかとの3年間に及ぶ不倫が週刊文春にスクープされると、その清廉なイメージは大きく揺らぐこととなった。さらに、約1カ月半後に行われた会見での「ある質問への回答」が、彼のキャリアに決定的な影響を与えたのである。

会見で詰まった12秒の沈黙

騒動発覚から約1カ月半後の3月17日、東出は映画のトークイベント終了後、報道陣の囲み取材に応じた。これが不倫発覚後、初の公の場での対応であった。終始緊張した面持ちで質問に答えていた東出に対し、一人の記者が踏み込んだ質問を投げかける。

「杏さんと、お相手のどちらが好きですか?」

回答者としては「妻です」と即答することが求められる局面であったが、東出は約12秒間言葉を詰まらせた。重い沈黙の後、東出は「申し訳ありませんが、お相手のこともあるので。私の心の内を今ここでしゃべることは妻を傷つけることになると思いますので、申し訳ありませんがお答えできません」と言葉を絞り出した。

この発言が報じられた瞬間、多くの女性や子育て世代から厳しい批判の声が上がった。

スポーツ紙の芸能担当記者はこう語る。

「あの沈黙と回答は、メディア関係者の間でも衝撃的でした。妻への配慮を口にしつつも、質問に対して明確な区切りをつけられなかった姿勢は、裏を返せばいまだに感情の整理がついていないという印象を与えてしまったからです。結果として、家庭を守る側の立場への配慮が欠けていると受け止められ、彼のイメージはさらに厳しいものとなりました」

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