麻生氏、国民民主に接近し参院過半数確保へ…「高市おろし」の号砲が9月に鳴る!

ついに決裂か

高市早苗首相と政権のキングメーカー・麻生太郎自民党副総裁の亀裂が深刻になっている。高市氏は7月30日、自民党の臨時役員会で来年4月からの食料品消費税1%減税(2年間限定)を正式に指示した。それに先立つ28日、党内で麻生副総裁、鈴木俊一幹事長と会談、1%引き下げ方針への理解を求めた。

「高市首相にすれば、麻生氏が消費税1%案に反対なのは重々承知。だが、2月の総選挙で『飲食料品消費税0%』を掲げ自民党を歴史的大勝利に導いた公約は無視できない。消費税減税を話し合う与野党の社会保障国民会議も意見集約できないまま。物価高で生活のやりくりに汲々としている庶民の不満が噴出し、7月に入り首相最大の武器である高支持率が軒並み大幅ダウンした。焦った首相は、麻生氏と刺し違えてでも一気に動いたということだ」(自民党関係者)

高市氏との会談の席で、決断を聞いた麻生氏は表向き「総理が腹決めた方針ならしかたあるめぇ」とあえて反対という言葉を飲み込んだという。

「会談後、側近らには『財源も示せないのに』と激しくなじったそうだ」(同)

財政規律を重んじる麻生氏の危機感

麻生氏といえば、安倍晋三政権下などで歴代最長となる9年近くも財務相を務め、消費税を2回引き上げてきた“生き字引”。高市氏の減税案に対して「中東情勢混乱の今、税率を下げても物価は十分に下がらない」、「減税分5兆円の財源を明確にしないと地方も福祉も壊れる」と危惧し、消費税減税を牽制してきた。

麻生氏の高市政権への不満は、消費税減税だけではない。政権の連立パートナー・日本維新の会に対しても嫌悪感を募らせている。もともと、麻生氏は維新とソリが合わないのだ。

「麻生さんの維新への評価は『かつては自民党議員なのに仲間の悪口を言い、また日本を裏で支えてきた官僚を悪者に仕立て攻撃して国民の関心を集め、自分たちがのし上がってきたいわば政界の半グレ』と手厳しい。一方、野党といっても、大企業とともに歩む『お公家労働組合』が支持母体の国民民主党は麻生氏のお気に入り。国民民主の後ろ盾の連合・芳野友子会長とも会食する間柄で、国民民主との距離を詰めてきた」(ベテラン自民党秘書)

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