大谷翔平、投手復帰へ始動──キャッチボール再開の意味とポストシーズン登板の現実味

ドジャースXより

ドジャースの大谷翔平が8月8日(現地時間、日本時間9日)、ダイヤモンドバックス戦を前に約17日ぶりに公の場でキャッチボールを行った。

6月から抱える左膝の炎症に加え、7月3日のパドレス戦では右上腕二頭筋の違和感も訴えて以降、投手としての調整がストップしていたが、この日はブルペンでのプライオボール投球を経てグラウンドへ移動、30メートル超の距離まで距離を伸ばし、歩測で22歩ほどに縮めた場面では力強い球を投げ込んだ。

二刀流の柱である投手・大谷の復帰時期については、かねて「9月の最後、ポストシーズンに間に合えばいい」というのが本人とチームの共通認識と本人が語ったことがある。ただし、より直近(8月5日)のデーブ・ロバーツ監督の会見では「(復帰の)タイミングについては特に気にしていない。二刀流選手であることを考えれば、どんなイニング数でも、投げてくれればそれはボーナスだ」と、あえて期日にこだわらない姿勢もにじませており、長期戦を覚悟しなければならない状況は、依然として変わっていない。

「小さいながらも重要な進展

「大谷は歩測で22歩ほどの距離まで縮めた場面では、力強く投げ込む場面もあったと伝えられている。ロバーツ監督も『キャッチボール後も状態は良かった。変化球も何球か投げ、本人の感触も良かった』などと説明したほどでした」(MLBのスポーツ記者)

7月22日にフィラデルフィアでブルペン投球を行って以来、投球する姿を見せていなかっただけに、現地メディアも「小さいながらも重要な進展」と受け止めている。

だが、これは、あくまで投球再開の第一歩に過ぎない。

「一般的な投手のリハビリ工程では、キャッチボールの距離を段階的に伸ばした後、ブルペンでの本格投球、打者を立たせた実戦形式の投球、そして実戦復帰へと踏むステップが必要とされ、1つの段階に数日から1週間ほどかかることも珍しくない。大谷は今季ここまで14先発で8勝2敗、防御率1.79という好成績を残していたが、7月3日のパドレス戦を最後に登板が途絶えている。ポストシーズンに間に合わせるための時間は決して長くはないのです」(野球担当記者)

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