大谷翔平、投手復帰へ始動──キャッチボール再開の意味とポストシーズン登板の現実味

打線が沈黙、ギャップも浮き彫りに

一方でチーム状況にも変化が生じている。ドジャースはナ・リーグ西地区首位を守ってはいるものの、8月に入ってからは1勝8敗(8月10日時点)と大きくブレーキがかかり、3カード連続で負け越し中だ。7月31日からは今季ワーストとなる7連敗を喫する場面もあり、今月に入って白星がないナ・リーグ球団はドジャースだけという時期もあった。

皮肉なことに、この7連敗を止めたのは投手ではなく打者としての大谷だった。8日の試合で延長10回、決勝の内野安打を放ったのは他ならぬ大谷自身だ。

それでも地区首位を保てているのはシーズン序盤の貯金の大きさゆえだが、「投げない大谷でも勝てるチーム」という見立てはあくまでシーズン序盤の話だ。

「直近の失速により、投手・大谷不在がチームに与える影響の大きさが改めて意識され始めている。大谷自身は打者としての出場を継続し、左膝や右上腕二頭筋の状態も打席にはさほど支障がないと説明しているが、投手としての存在感を待ち望む声は日増しに強まっています」(同)

今回のキャッチボール再開は、あくまで長いリハビリ工程の一里塚に過ぎない。今後はブルペン投球や実戦を想定した調整を経て、最終的な復帰時期が固まっていくとみられる。

「昨季ポストシーズンでも先発としてマウンドに立った実績を持つだけに、復帰が叶うかどうかは、そのままドジャースの連覇戦線にも直結する。『9月末か、ポストシーズンに間に合えば』という本人の見通しが崩れないか、大谷の今後の一挙手一投足に注目が集まっている」(同)

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