センベロ『天下』からタンメン『みよし』まで 川崎競馬・競輪ハシゴ旅で出会った名物の数々【漢の旅 神奈川県川崎市(2)】

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『週刊実話 ザ・タブー』で連載中の藤木TDC氏による「漢(オヤジ)の旅」は、全国の公営ギャンブルをめぐるディープツアーガイド。今回は、神奈川県川崎市に突撃~!(2回中の1回)

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■センベロ立ち飲み店で味わう祝杯のうまさ

眼の前をオケラになった客がトボトボ帰る堀之内を通り抜け、市役所に向かう小路の途中にあるのが立ち飲み『天下』。川崎競馬・競輪ファンに愛される老舗センベロ立ち飲み、勝って楽しい酒が飲め、負けても財布に優しい良心店だ。昔からのマスター、まだカウンター立ってたんですね。いつまでもお元気で。

財布に優しい人気店

この日はビール大瓶、マカロニサラダ、玉子焼き、ハムカツで合計1300円。馬券配当はまだ黒字だが、盛り場をフラついていると高いスナックに呼び込まれそうで、そそくさとカプセルホテルに逃げ込み大浴場で煩悩斎戒。清い気持ちで場内の畳敷きレストランに突撃、サウナ着で足を伸ばして再びビール、枝豆。大型テレビでスポーツニュースを見るうちレモンサワー追加、締めにチャーハンまで。周囲は同じような孤独なオッサン。カプセルホテルはこれが極楽である。

■競輪場外での脳内車券と、名物『みよし』のタンメン

行列のできる名物店

翌日は10時チェックアウト。レースが始まるのは15時。さて、5時間、何をするか。

まずカプセルホテル近くの古本屋で30分ほど吟味、1冊購入。そのあと市役所方向へ歩きつつ、川崎大師参拝も考えたが、ちょっと待て。本場開催はないが、川崎競輪場で場外発売しているのでは、と思いつき向かったところ、10時から伊東競輪、岸和田競輪の場外発売あり。椅子席もあるし、ここで金を使わず脳内車券で予想の練習をするか。

出走表を見ていると4RのA級戦準決に、神山世代の名選手・グランプリ5回出場の岡部芳幸55歳と、令和のスーパールーキー・一守大葵21歳が乗っている。平成世代対令和世代、親子の齢ほど離れているが、見ものの世代間対決である。これは買っておきたいと岡部④一守⑤の裏表。結果は一守が番手③谷口友真に差され、粘った岡部はその後ろ3着。一守、ちょっとカベに当たっているかも。岡部よ、残り少ない世代の生き残りとしてあと2〜3年は頑張ってくれ。100円ずつ買った車券は大切なお土産にしよう。

そして川崎競馬場へ向かう。競輪場から徒歩約10分。徒歩で競馬競輪のハシゴができるのは、川崎と函館ぐらいだ。

1R出走直前だったが、昨日のプラスのお返しに食堂『みよし』のタンメンを食す。旧スタンド時代からの名物メニューだが、新装しても700円と良心価格だし、今も行列なのがすごい。味も昔から変わらぬ大衆タンメンで、オッサンの胃袋が癒される。

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