広島・矢野雅哉、前川誠太に県警捜索 前川は登録抹消 羽月元選手問題の波紋広がる

■ 羽月隆太郎元選手の「6人購入証言」と球団の対応

この家宅捜索を受けて、広島はどう対応するのか注目だ
この問題の背景には、今年1月にエトミデート使用の疑いで逮捕され、2月に球団から契約解除(5月に広島地裁で拘禁刑1年、執行猶予3年の有罪判決)となった羽月隆太郎元選手の存在がある。

羽月元選手は5月の初公判で「周囲にも吸っているカープの選手がいた」と証言。さらに同月28日夜のTikTokライブ配信で、「自分を含め6人が同じ人物から購入していた」と発言していた。

この「6人購入証言」や一連の報道を受け、球団側は水面下で所属選手に対する確認調査や緊急の尿検査などを実施していたとされる。結果は陰性とされたものの、現役選手の関与を巡る噂や憶測が広がり、球団の対応にも強い関心が寄せられていた。

■ 強制捜査が入ったことで広がる波紋

これまで球団側は報道や一連の発言について、「ノーコメント」や「確認できていない」としつつ調査を進める姿勢を示していた。

しかし今回、週刊誌で売人との同席が報じられていた矢野に加え、前川の居宅等に対しても警察の手入れが入ったことで、球団内部の調査にとどまらない警察による捜査が進むこととなった。今後の解明に向け、警察の動向が注視されている。

■ 低迷する広島に求められる説明責任と再発防止

チームはグラウンド上でも苦しい戦いが続いている。今季の広島は7月28日現在で35勝50敗4分(借金15)のセ・リーグ5位と低迷しており、7月20日には早々と自力優勝の可能性が消滅。本拠地・マツダスタジアムでも空席が目立つ試合が増えるなど、ファン層への影響も懸念されている。

今回の県警捜査によって、広島球団には事実関係の確認と適切な説明がこれまで以上に求められることになった。シーズン低迷に揺れるチームは、グラウンドの勝敗だけでなく、球団運営とコンプライアンス体制そのものが厳しい視線にさらされる局面を迎えている。

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