完封まであと1球で巨人打線に逆襲された才木浩人 それでも"Gキラー"の称号が揺るがない訳

なぜGキラーの称号は揺るがないのか

24日の試合で、巨人打線の逆転を許した要因は「抜けたフォーク」という才木本人が認める投球ミスだが、逆にいえば9回2死三塁という場面まで完全に封じ込めていた事実こそが"Gキラー"の本質を示しているともいえる。

才木は「相手の反応や傾向を見ながら配球を変えている。慎重になると逆に打たれる」と語り、「自分のピッチング主体」という軸をぶらさない。弱点として丸佳浩や大城卓三との相性の悪さも指摘されるが、「率は高いけど抑えてるときは抑えている。そんな気にすることはない」と意に介さない。最速158キロの直球で巨人打線を根底から脅かす姿勢は、1球の投球ミスによって揺らぐものではないとみていいだろう。

「悔しさ」が次の登板を強くする

才木本人は「3年前くらいから巨人戦ばっか投げてる」と語るほど対戦を重ねてきたが、研究されながらも崩れない柔軟さこそがGキラーたる所以だ。今回は巨人打線に土壇場で逆襲されたものの、才木の「悔いが残る」という言葉には次への強い動機が宿る。
63年ぶりの歴史的快挙まで、あとアウトひとつ。逆襲された悔しさを燃料に、次の甲子園・巨人戦のマウンドに向かう才木の背中に注目したい。

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