【悲鳴】デンジャー松永「肉が1キロ1000円値上げ」 牛肉高騰でステーキ店悲鳴、焼肉店倒産も過去最多



■ 倒産件数は過去最多…個人店を追い詰める外食産業の苦境

松永氏が営む「デンジャーステーキ」
松永氏が「知人の店が閉店していた」と明かした通り、牛肉を扱う飲食店の限界は現実のものとなっている。東京商工リサーチの調べによると、2025年度の焼肉店の倒産件数は57件と過去最多を記録した。

牛肉価格だけではない。電気・ガス代や人件費も上昇する一方、客離れを恐れて十分な値上げができず利益は圧迫される。さらに大量仕入れで価格競争力を持つ大手チェーンへの客の流出や、物価高による節約志向で自宅焼肉を選ぶ人が増えたことも、個人店を苦しめている。コロナ禍では「換気設備が整っている」と重宝された焼肉・ステーキ店だが、現在はかつてない苦境に叩きのめされているのだ。

■ “企業努力”を続ける元レスラーの覚悟

有刺鉄線やガラスデスマッチでどんな痛みに晒されても立ち上がってきた松永氏は、この窮地にあっても「企業努力を続けるしかない」と静かに前を向く。

自ら厨房に立ち、肉と向き合い続けてきた料理人としての矜持があるからこそ、安易な品質低下や大幅な値上げには踏み切れない。しかし、一個人の努力だけでは対応しきれないほど、仕入れ価格の高騰は深刻さを増している。「ミスターデンジャー」の店が直面するこの試練は、物価高に喘ぐ日本の外食産業全体の叫びそのものと言えるだろう。

「企業努力を続けるしかない」――。
デスマッチで数々の修羅場をくぐり抜けてきた男のこの一言は、いま過酷な経営と向き合う全国の飲食店経営者が直面する厳しい現実を、その一言が象徴していた。

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