"全力口説き"も空振り三振 佐々木麟太郎を逃したソフトバンクが次に動く"補強の標的"

佐々木麟太郎インスタグラムより

「背番号1」「孫正義オーナーのビデオメッセージ」「城島健司CBOによる3時間のプレゼン」――。この全力の勧誘をもってしても、佐々木麟太郎はソフトバンクを選ばなかった。

7月19日、麟太郎がマイアミ・マーリンズへの入団を表明したことで、ソフトバンクは将来の「大砲候補」を失った形となった。あれほどの熱量をかけた口説きが空振りに終わった今、球団はこの穴をどう埋めようとしているのか。

「全力」が空振りに終わるまで

ソフトバンクが麟太郎に1位指名を行ったのは昨秋のドラフト会議だ。今年7月1日には城島CBOら幹部が福岡市内で約3時間に及ぶ面談を実施。育成プランや球場施設を紹介した上で背番号「1」を提示し、王貞治球団会長や孫正義オーナーらのビデオメッセージも披露した。

当の麟太郎は「感極まっている。今日は人生にとって深い一日になった」と語るほど心動かされた様子だったとされる。しかしMLBドラフトで8巡目(全体235位)指名を受けた後、マーリンズを選んだ。

ソフトバンクの「本当の穴」とは

ただ、ここで整理しておきたいのは、ソフトバンクに入団が決まった場合に麟太郎が果たすはずだった役割だ。

「今のソフトバンク打線には長距離砲が手薄とされており、麟太郎はその候補として期待されていた。しかし専門家の間では『ソフトバンクの最優先補強ポイントは外野手・先発投手であり、大砲よりも先発の頭数不足が深刻だ』との見方もある。これに加え、左の中継ぎを補強ポイントに挙げるスポーツマスコミもあるくらいです」(スポーツ紙記者)

実際、一部メディアが7月に報じた夏のトレード分析では、ソフトバンクは「先発の頭数に窮している球団」と位置づけられており、補強すべき課題は野手よりも投手陣とみられている。

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