『今日から俺は!!』で人生が変わった――嶋大輔が明かす『男の勲章』再ブレイク秘話

嶋大輔(C)週刊実話Web

ヒットドラマ『今日から俺は!!』(2018年、日本テレビ系)の主題歌&ナレーター起用で再ブレイクを果たした嶋大輔。ネオ昭和ブームの象徴ともいえるヒット曲『男の勲章』はいまだにZ世代に大人気だ。今年、芸能生活45周年を迎えた嶋は、昨今のネオ昭和ブームをどう受け止めているのか? 『今日から俺は!!』の前と後を聞いた。

「歌いたくなかった」代表曲への本音

――嶋さんのデビュー2曲目シングル『男の勲章』がヒットしたのは’82年。40年以上も昔の曲が、今のZ世代と呼ばれる若者にウケている。いわゆるネオ昭和ブームの火付け役の1人と言ってもいいかもしれません。
本当にありがたいことです。ドラマ『今日から俺は!!』が放送された’18年下半期のカラオケで歌われた曲ランキングでは、1位がクイーン、2位があいみょんで3位が嶋大輔だったそうです。男の勲章は松嶋菜々子さんがお茶のCMで歌ってくれたりと、恩人ならぬ“恩曲”ですね。

――ドラマのオープニングでは、賀来賢人や橋本環奈ら出演者が結成した「今日俺バンド」で♪つっぱることが男の~と歌い上げたわけですが、世間の反応は変わりましたか?
正直、以前はあんまり男の勲章を歌いたくなかったんです。リーゼントにしてくださいと言われて出演すると、「いつまでリーゼントしてるんだ」とか「(同じ歌を)いつまで歌ってるんだ」などとバカにされたりイジられたりで、いい気持ちはしませんでした。でも、『今日俺』の後は、それがほとんどなくなって、「いつまでも特攻服で頑張ってください」みたいに励まされることが多くなったんです。特に若い子というか、小学生にまで認知されたのがうれしかったですね。ウォーキングで小学校の前を通ると、児童が“今日俺ごっこ”みたいなことをしているんですよ。劇中のセリフをマネたり踊ったりして。そのうち、僕がウォーキングしているのを知っているご近所のお父さんやお母さんが「あの人が男の勲章を歌ってる人だよ」と教えてくれたんでしょうね。“知らないおっちゃん”が一夜でちょっとしたヒーロー扱いされました。

――ドラマに限らず、映画や歌謡曲でも昭和がもてはやされていることに関しては、どう思われますか?
例えば不良を例にとると、一目で分かる不良って少なくなりましたよね。暴走族にしてもどんどん少なくなって、たまに都内でバイクの騒音を聞くと見に行きたくなっちゃう懐かしさがあります。そして今は、昔暴走族だった少年たちが大人になってヘルメットをかぶり信号を守りながら旧車会みたいな形で集まると、それを面白がる若者たちがいる。僕は基本、面白がられてもそこにリスペクトというか、気にしてもらえる、忘れられてないというのがすごくありがたいと思いますね。特に最近気付いたのが、芸能界はいろんな人がデビューして辞めていく人も多い中で、求められる過去を持っている人が果たして何人いるだろうかってこと。そう考えたら、キャリアを誇りにしなくちゃダメだなと。ただのツッパリ男も、ちょっとは大人になりました(笑)。

――ところでそのリーゼントですが、今でも自毛で作れているのでしょうか? それともウィッグなどを使ってる?
これまでウィッグを使ったのは1回だけです。『男の勲章︱復活︱』(’03年)のCDジャケット撮影のときに使用しました。今は髪の毛全体が白くはなりましたが、リーゼントになるときは黒く染めて自毛だけで作ってます。

――62歳とは思えない、すごい毛量ですよね。
そんなこともないんですよ。細くなってきてるし、風呂上がりに鏡を見ると「けっこう来てるなぁ」と思いますもん。ただ、乾くと自然に立ってくれるんです。幸いなことに父親の家系にハゲはいないので、そこはよかったのかな…。



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