「ラスト」に何を託すのか… 51歳・井上晴美、デジタル写真集2冊同時発売する「女の覚悟」

井上晴美(公式インスタグラムより)

7月16日発売の写真週刊誌『FRIDAY』に井上晴美(51)が27年ぶりのグラビアとして登場。「ラストグラビア」を掲げた最新ショットが誌面を飾り、話題を呼んでいる。8月7日には、ラストグラビアを収めた自身初のデジタル写真集『井上晴美ラスト写真集 Le Rouge et le Noir』『井上晴美ラスト写真集 或る女』を2冊同時に発売予定で、それぞれまったく異なる世界観をまとった構成になっているという。 

デジタル写真集 『Le Rouge et le Noir』『或る女』2冊同時発売へ

『Le Rouge et le Noir』はニューヨーク風のスタジオに差し込むスタイリッシュな光の中で、大人の色香を大胆に解き放っていて、シャープなドレスやランジェリーをまとうカットの一つひとつが、51歳という年齢を重ねた身体のラインをまっすぐに見せている。 

『或る女』は伊豆の旅館を舞台に、まるで二人きりの旅を楽しんでいる距離感をテーマに撮影されていて、湯上がりの火照った肌に柔らかな笑みを浮かべる姿、ランジェリーやキャミソール姿で気だるくこちらを見つめる表情が、歴史ある温泉街の空気と混ざり合いながら、飾らない「ありのままの自分」をさらけ出しているという。

本人も「永久保存版」と語りたくなる仕上がりで、見届ける側にとっても、彼女が自らのキャリアと身体性をどう受け止め、どこまで見せ切るのかという問いへの答えそのものになっている。 

思い出される坊主頭ヌード写真集から続く「女の覚悟」

井上の「女の覚悟」は、51歳のラスト写真集の現場で突然生まれたものではなく、長髪をスキンヘッドにしてヌード写真集に挑んだ若き日の決断から一貫して続いている。 

1999年、幻冬舎の広告でスキンヘッド姿を披露し、その流れで坊主頭のままヨーロッパで撮影したヌード写真集『LIVE』を出版した時、グラマラスなボディーでグラビアのトップを走っていた彼女は、自分の「商品性」と向き合うところまで踏み込んでいた。 

「晴美ちゃん、坊主とかどうかなって」と事務所社長に聞かれて、「いいんじゃない」と即答したというエピソードには、他人の提案にただ乗ったのではない、自分の身体とキャリアを賭けてみたいという意志がにじんでいる。

撮影では、カメラマンに篠山紀信、ヘアメイクやスタイリストも信頼できる布陣を揃え、「素晴らしい作品になる」と確信し、「年齢とともに体型も崩れていくでしょうし、一番いいときに撮ってもらおう」と挑んだと語っていた。

「撮影では『自分から撮影が終わるまで鏡は見ない。手鏡も持たない』とスタッフに伝え、途中で鏡を見て迷いが生まれることを避けるために、自分の変化をいったん受け止める覚悟で白バックのスタジオに立ったほど。グラビアが世に出ると、男性ファンからは歓声が上がる一方で、『なんで坊主なんだ!』と批判の声も少なくありませんでしたね。でも当人はどこ吹く風でした(笑)」と話すのは当時を知る芸能関係者。

しかも、女性ファンの多くは、坊主頭ヌードに「芸術性」感じて、髪や服を削ぎ落とした身体そのものの造形を一つの作品として見る視線が、彼女の挑戦の意味を支えていた。結果、写真集は大ヒットした。


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