大谷翔平は日本では神様、欧州では無名!? マイク・タイソンが浮き彫りにした“野球人気の高い壁”

野球の人気は国・地域によって大きな偏りがある

もっとも、これはタイソン氏個人が野球に疎かっただけ、という見方もできる。というのも、野球は国や地域によって人気に大きな偏りがある競技であり、アメリカ・日本・韓国・台湾・中南米などでは絶大な人気を誇る一方、ヨーロッパやアフリカの多くの地域では必ずしも高い認知度を持つとは言えないのが実情だからだ。

日本国内では大谷の活躍が連日大きく報じられ、もはや国民的スターの扱いとなっているが、その報道量の多さが、そのままボクシングファンであるタイソン氏を含む"世界中の著名人"に通じる知名度を意味するわけではない、という冷静な見方も成り立つ。

イチロー時代から繰り返される「野球選手の壁」

今回の騒動を受け、ネット上では「今に始まった話ではない」との指摘も相次いでいる。ヤフーコメント欄の投稿には「イチローが活躍していた頃も、ジャネット・ジャクソンが彼を知らないと発言したことがあった」と紹介した上で「マイク・タイソンに限らず、野球選手を知らない海外の著名人は少なくない。日本で大きく報道されているからといって、世界的に有名とは限らない」との趣旨の意見が投稿され、多くの共感を集めたという。

実際、イチロー本人も過去に「野球をやっていない世代には自分を知らない人が多い」という趣旨の発言をしたことがあり、球界のレジェンドをもってしても、専門外の相手にまで名前が浸透しているとは限らないことがうかがえる。

大谷翔平が"生ける伝説"として球界の歴史を塗り替え続けているのは紛れもない事実だが、それでもなお、野球というスポーツの人気は依然として国や地域により大きな偏りがある。今回のタイソン氏の一件は、そうした構造的な現実をあらためて思い出させる出来事として、今後もしばらく話題を呼びそうだ。

【関連】【MLB】大谷翔平ピンチ!? 選手会“年俸爆上げ案”に機構が提示したのは「ドジャース解体ルール」だった
【関連】巨人「ゴジラ監督」招聘へウルトラC! 元NHK廣瀬智美アナを統括部次長に抜擢の深層