86歳・山本晋也監督が語る“ピンク映画黄金時代”「5日で1本撮る現場は戦争だった」

山本晋也(C)週刊実話Web

「ほとんどビョーキ」のフレーズで昭和を盛り上げた、ピンク映画の巨匠・山本晋也監督。これまで約250本の作品を手掛けた一方、テレビ朝日系の深夜番組『トゥナイト』でのディープな性風俗リポートで人気を博すなどマルチに活躍した。そんな昭和を彩った名作が期間限定で大復活。7月9日(木)から東京『ラピュタ阿佐ヶ谷』で特集上映される。数多くの若者をみなぎらせた、ピンク映画の撮影秘話を明かしてもらった!

特集上映でよみがえる“山本晋也ワールド”

――特集上映する作品は、バラエティーに富んだものばかりですが、セレクトは監督によるものですか。
山本 主催者側が、特に反響があった作品を選んでいます。今回、上映する10本の中では、『女湯・女湯・女湯』、『ポルノだヨ!全員集合㊙わいせつ集団』、『痴漢夜行列車』、『下落合焼とりムービー』は特に自信作でオススメです。

――ピンク映画のファンにとっては、この夏一番の映画イベントです。初めて見る平成生まれの若者にも、絶対に受けると思います。
山本 僕自身、楽しみにしているし、喜んでもらいたいと思っている。だけど、最近の若い人の好みに合うかちょっと心配だね。

――監督自身、若かりし頃に好きだった映画があったら教えてください。
山本 やっぱりジョン・フォード監督の作品だね。大人の映画だと思った。特に、ジョン・ウェインとモーリン・オハラのコンビの素晴らしさといったらなかった。

――原悦子主演の『痴漢との遭遇』は、話の展開がビリー・ワイルダーの名作『アパートの鍵貸します』にとてもよく似ていて驚いた記憶がありますが、やはり、海外作品に影響を受けるものなのでしょうか?
山本 現代ものを撮る監督なら、やっぱりワイルダーだよね。僕もたくさん見て、勉強させてもらったよ。

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