高市内閣、支持率54.3%で発足以降最低に 体調異変・中傷動画疑惑・円安のトリプルパンチ

中傷動画疑惑がボディーブローに

その後、高市氏は日本維新の会の藤田文武共同代表との昼食会に臨み予定通り公務をこなした。夜には日本を代表するトップアーティストが集結する音楽祭『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』の前夜祭に出席、「みなさまー、こんばんは」とお得意のハイテンションで挨拶した。そして翌13日、仏サミットへ旅立った。

「首相周辺は12日午前の異変について、『立ちくらみ・軽い目まいのようなもので、全く問題はない』と説明しているが、額面通りには受け取れません。6月に入り政権の雲行きが怪しくなったからです。明らかに高市氏は心身ともに疲弊している。身体的不調の大きな要因は、高市陣営の中傷動画疑惑で連日、野党による疑惑追及がボディーブローのようにこたえているのでは」(政界消息筋)

中傷動画疑惑とは、週刊文春が報じた昨年10月の自民党総裁選と今年2月の衆院選で、相手候補の誹謗中傷動画を高市陣営が主導して流したこと。高市氏は事実無根としたが、文春は動画を作成・拡散したという男性の証言や、LINEなどで高市氏の秘書と交わしたというやりとりの記録、動画を暴露した。

「そのプロセスで中傷動画の一部に時間的ズレがある記録もあったことから、高市シンパは文春報道に疑義があるとするが、文春サイドは事実関係にゆるぎなしと追及の手を緩めていない。野党も同様です」(同)

高市氏サイドは「回答準備や秘書との打ち合わせで時間も削られる。解消のため秘書の陳述書を提出する」と訴えているのに対し、野党は「陳述書など前代未聞。答弁拒否。秘書の参考人招致は必然」と猛反発している。