侵攻4年で大逆転…“防戦一方”だったウクライナがロシアを脅かす「ドローン大国」に大化けした理由

クリミアも揺らぐ要塞に

戦況の転換は、2014年にロシアが併合したクリミア半島にも及んでいる。ウクライナ軍はクリミアへの補給路を絶つ作戦を本格化させ、現地では燃料の一般販売停止やサマーキャンプの中止といった異例の事態が起きているとされる。

ウクライナのフェドロフ国防相は「近い将来、クリミアは島のようになるのではないか」と語ったと伝わっており、ロシアが「不沈の要塞」と位置づけてきた拠点が、今や自軍を締め付ける袋小路に変わりつつあるとの見方も出ている。

戦争の定義が変わる転換点

開戦当初は守りに徹するしかなかったウクライナが、4年以上の歳月をかけてロシア本土とその要衝を脅かす存在へと変貌した背景には、安価なドローンを大量かつ組織的に運用する独自の戦術がある。

物量よりも技術と運用思想で局面を変えるこの戦い方は、今後の戦争の在り方そのものに影響を与える可能性も極めて高そうなのである。

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