西武の“移動地獄”で話題沸騰 パ・リーグ再編論はどこまで本気か

西武ドーム

「地獄すぎる」「可哀想だろ」――ファンのそんな嘆きがSNSを駆け抜けたのは6月下旬のことだ。パ・リーグ首位を走る埼玉西武ライオンズの"移動日程"が、ヤフーニュースのコメント欄でも注目を集め、「リーグ再編や球団移動の議論も」との声が広がりを見せている。ペナントレースを勝ち抜くためには試合での消耗だけでなく、移動という"見えない負担"まで背負わなければならない現実がある。

首位チームを苦しめる日程

具体的な日程を見ると、その過酷さは一目瞭然だ。

「西武は大阪→東京→山形と3日間で移動する日程をこなした後、6月30日(火)に東京ドームでソフトバンクと対戦。翌7月1日(水)・2日(木)は福岡での2連戦、続くオリックス戦では神戸・大阪へと移動が続く。さらに1日の休養日を挟んで、今度は沖縄での2連戦、再び北海道遠征という過密日程が控えている。6月22日(月)には東京ドームで行われた楽天戦で延長12回・4時間38分の激闘の末にサヨナラ負けを喫したが、翌日にはすぐさま山形への移動が待ち受けていた。まさに地獄の移動とも言える過酷さです」(スポーツ紙記者)

パとセで何が違うのか

そもそもなぜパ・リーグは移動が過酷なのか。セ・リーグの6球団は東京2(巨人・ヤクルト)、横浜、名古屋、大阪、広島と本州内に収まっているのに対し、パ・リーグは北海道(日本ハム)から福岡(ソフトバンク)まで日本列島を縦断する形で球団が分布している。

その中で埼玉・西武は関東に本拠を置くため、交流戦期間中の移動距離は12球団最短となることもあるとされる。しかし通常のリーグ戦では北海道・仙台・福岡・神戸・大阪へと飛び回る必要がある。パ・リーグの選手の年間移動距離は年によっても異なるが、約3万4000キロ程度とされ、試合数と移動の二重負担は選手の体力消耗に直結するとされている。一方のセ・リーグは球場の多くが新幹線の駅近くに集中しており、移動の質・量ともに差があるのが現実だ。

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