楽天球団売却へ! サイバー藤田晋氏が買収調整、新監督に大魔神・佐々木氏を招聘か

 

"馬主・藤田晋"を支える大魔神の相馬眼

近年の藤田氏は「最強の個人馬主」のイメージが色濃い。ゲームソフト『ウマ娘』の大ヒットに合わせ、JRAの個人馬主に登録し、'22年のセレクトセールにおいて1億780万円で競り落としたのが、あの名馬フォーエバーヤング(矢作芳人厩舎)。

世界最高峰のGⅠレース「ブリーダーズカップ・クラシック」(米国)も制覇し、世界最高賞金(1着約16億円)の「サウジカップ」も2年連続で優勝。5歳馬にして総獲得賞金は約49億3699万円。6月の宝塚記念に出走したシンエンペラー、重賞レースで活躍するエリキング、ボンドガール、ソンシなども、藤田氏の持ち馬だ。

その馬主・藤田氏の「指南役」が佐々木氏だという。『ウマ娘』にも登場するシュヴァルグラン(ジャパンカップ)、ヴィルシーナ(ヴィクトリアマイル)マジンプロスパー(CBC賞)などのオーナーだ。

両氏は、サイバー社傘下のABEMA(インターネットテレビ)の麻雀企画で知り合い、一緒に競走馬のセリやセレクトセールへ出向く仲に。高額な競走馬を競り合うライバルでありながら、良き相談相手として良好な関係を築いている。

「JRAの矢作芳人調教師や武豊騎手を紹介したのも大魔神。食事やゴルフを共にすることもたびたび。藤田氏にとって佐々木氏は敬愛する友人であり、馬の能力や素質を見抜く師匠。その相馬眼を野球に活かしてもらおうと考えているのでしょう」(スポーツ紙記者)

佐々木氏は、東北楽天の本拠地・仙台市の出身。東北高校、東北福祉大に進み、1989年のドラフト1位で大洋(現横浜DeNA)に入団した。生粋の仙台人で、ファンの佐々木監督待望論はどこよりも大きい。

300億円の壁を越えるサイバー社の資金力

楽天グループは「楽天市場」や「楽天カード」、「楽天銀行」などの金融事業が好調を維持する一方で、モバイル事業の赤字が経営を圧迫。3年前から球団売却が噂されてきた。

球界事情に詳しい外資の投資銀行筋によれば、これまで楽天が球団売却を打診したのは、自社電波が届かないエリアで回線を借りているKDDI、地元大手のアイリスオーヤマ、それとは別線で楽天グループにも出資しているサイバー社。しかし「売り値が300億円」に設定され、すべての交渉が暗礁に乗り上げた。

日本で過去最大の球団買収は'04年にソフトバンクが福岡ダイエーホークスを買収した際の200億円。次が'02年のTBSでマルハからベイスターズを140億円で買い、'11年にDeNAに65億円で売却した。それらと比べても東北楽天の譲渡価格は破格に高い。しかし、サイバー社はモバイル事業への巨額投資で財務が圧迫されていた楽天に対し、'23年5月に実施された第三者割当増資に応じ、友好的に100億円を出資している。

この事実上の"先払い金"に加え、赤字が続いた「ABEMA」事業が競輪チャンネル(ウィンチケット)連動の車券販売サービスなどで黒字に転じた。そこで新たなフェーズに移行したと判断し、楽天球団の買収に方向転換したという。

同社グループの幹部が、こう語る。

「藤田氏は今年12月でABEMAの代表取締役社長を退く予定。狙いの一つが球団オーナー就任のための環境整備。監督が大魔神なら、きっとウマく行く!」

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