高市早苗首相 中傷動画疑惑逃げ切りで「一強恐怖政治」に一直線

結局、逃げ切り!?

「高市首相は完全に詰んでいる。本人も内心『やってしもたな』と思っているはず。それでも余裕の表情を浮かべるのは100%逃げ切れると思っているからだ」

こう明かすのは自民党長老だ。

小泉・林氏への中傷動画作成疑惑高市陣営の関与が疑われる構図

「高市首相は詰んでいる」と指摘されるのは、今国会で野党が追及している高市陣営が関与したとされる自民党総裁選で争った小泉進次郎防衛相、林芳正総務相らへの中傷動画作成、拡散疑惑だ。

事の経緯をもう一度、簡単に整理するとこうだ。昨年10月の自民党総裁選に関連し、高市早苗首相の公設第一秘書(地元奈良の事務所長)から相談を受けたとする起業家の松井健氏が総裁候補だった小泉防衛相らを中傷する動画を作成し、SNSに投稿した。

さらに、今年の衆院選でも主要野党候補らの中傷動画を作成しバラまいたと週刊文春が報じたのだ。

「これに対し、高市首相は5月11日の参院決算委員会で『秘書は松井氏とは面識がない』、『一切行っていないと報告を受けた』と疑惑を否定した上で『私は秘書を信じる』と主張したのです」(全国紙政治部記者)

「有料会員になりたくない」音声確認を渋る高市首相の国会答弁

問題はこの発言以降だ。頑として「面識がない」と主張する高市証言に文春は秘書と松井氏がオンラインでやり取りするZoom動画を公開した。

これに基づき6月4日、衆院予算委員会で野党議員が「音声は秘書のものかどうか」と質問すると、驚くべき高市迷言が飛び出したのだ。

「音声は有料オンラインだった。文春の有料オンライン会員にはなりたくなかったので、音声を確認できませんでした」

挙げ句の果ては、野党が無料音声資料を提供して再確認を求めると、「声が曖昧で確認できない」。その後、「(秘書が)信頼ができる人物から紹介を受けた企業とのグループオンライン会議に参加したことはある」と、松井氏参加のオンライン会議に出席していたことを渋々認めたのだ。

「高市首相の論法は政治資金パーティーなどの会場で『写真撮ってください』と参加者に依頼され、どこの誰か分からないまま写真撮影に応じたというのと同じ。松井氏をただの支援者…これで中傷動画疑惑はより深まった」(野党幹部)

そもそも、高市氏は中傷動画疑惑を週刊誌報道として大事に至らないと高を括っていた節がある。

「共同通信社が参戦し、それまで沈黙を守っていたというか、日和見のテレビ局も徐々に報道を始めた。そこで高市首相が慌ててZoom動画は認めつつも、中傷動画は否定する構図になった」(政治アナリスト)

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