ZOZOマリン「ドーム化」でロッテが阿部慎之助招聘へ!? サブロー監督との絆と2034年への極太構想

ZOZOマリンスタジアム(C)週刊実話WEB

巨人を事実上「追放」された阿部前監督について、千葉ロッテが監督に招聘するとの情報が駆け巡っている。発端はZOZOマリンスタジアム移転・建て替えの大がかりな上方修正だ。

球場所有者の千葉市は6月2日、完成から36年が経過して老朽化が進むマリンスタジアムについて、「ドーム(屋内)型球場で建て替える」と発表。開業は2034年の予定としている。

これまでは現在と同じ屋外型スタジアムとしてきたが、市民からドーム化を求める声が相次ぎ急転換。約600億円と試算した事業費は、一気に1000億円超に爆上がりした。さらに幕張地区一帯をボールパーク化する計画もあり、ファンの期待も上がりに上がる。

一方で、千葉市の'26年度の当初予算額は5417億円。市単独では賄えず、イオンモール株式会社(千葉市)とロッテ本社(東京都新宿区)を事業協力者に選定し、建設へ向けた協定を締結。そこで浮上したのが、開業時の監督に阿部氏を起用するプランだという。地元の経済団体幹部が語る。

「'32~'34年は首都圏球団の新スタジアム開業ラッシュ。人気の勢力地図が大きく塗り変わる可能性があり、千葉ロッテは攻めに転じた。阿部氏の監督起用には、同時期に築地へ本拠地を移す "ゴジラ巨人" への奇襲攻撃が透けて見える」

現在、国内のドーム球場は東京、福岡、大阪、名古屋、西武、札幌の6カ所。屋外球場にスライド式のフタを付けた形状のエスコンフィールド北海道は切妻型に分類され、ドームにカウントされない。新マリンスタジアムが国内7番目となるが、裏では読売本社が三井不動産、トヨタなどとともに多目的ドームの築地スタジアム建設を進めており、30年代前半に移転を予定している。開場時の監督は松井秀喜氏が予想され、その対抗馬が阿部氏なのだ。

ドーム型ではないが、新神宮球場も脅威。こちらは'31年開業を目指していたが、神宮外苑の樹木伐採問題や都市計画の見直しで工事が遅れ、完成が'33年度以降にずれ込んだ。となると、新マリンスタジアムと同じ'34年開業の可能性が高い。まさにサバイバルイヤーだ。

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地元・浦安のPR大使と習志野高の熱い支持

千葉市の計画では、新マリンスタジアムは、現スタジアムの約1キロ北に移転して建て替える。JR京葉線幕張豊砂駅南側の大型ショッピングセンター「イオンモール」に隣接する幕張メッセ駐車場の一角だ。

「イオンモール幕張新都心は多い日には1日10万人近い人が訪れ、メッセのイベント時には数万人が加わる。そこに全天候型の新マリンスタジアム(3万3000人収容)誕生となれば、ピーク時の混雑は日本最大級。東京ディズニーランドも近く、読売巨人に負けない人気チームに化ける可能性がある」(経済アナリスト)

そんな事情から、開業時のロッテ新監督にはOBに拘らず、圧倒的な知名度とキャリアが求められる。それを併せ持つのが、お膝元、浦安市出身の阿部氏なのだ。

阿部氏は安田学園、中央大を経て'00年ドラフトで巨人に1位入団した "外様" だが、'23年から浦安市の「PR大使」を務め、同市総合体育館には阿部氏の野球道具などを展示するブースがある。千葉ベイエリアへの貢献度は、ロッテ勢に勝るとも劣らない。

また、千葉最強の野球ブランド「習志野高校出身者」の阿部氏支持も大きい。同校は掛布雅之氏(71、元阪神)や小川淳司氏(元ヤクルト)、谷沢健一氏(元中日)らを輩出した名門。次期監督候補の福浦和也二軍監督などロッテ直行のOBも多い。

阿部氏自身は同校出身ではないが、実父・東司さんがOBで、ミスタータイガース・掛布氏と同級生。1972年夏の甲子園大会ではクリーンナップで共演した仲。その縁で同校は "慎之助シンパ" が多いのだ。

掛布氏のロッテ監督待望論は今なお続くが、新スタジアムが開業する'34年には79歳。さすがに監督は厳しい。掛布氏自身も「救済」の思いも込め、阿部氏をロッテ監督に推しているという。

サブロー監督との絆と2034年へのチーム構想

現ロッテ監督との関係もバッチリだ。サブロー監督(50)は'11年シーズン途中に巨人にトレード(工藤隆人プラス金銭)され、大村三郎の名前で1シーズンプレーした。

同年オフにロッテに戻ったため、巨人の在籍期間はわずか154日だが、公私にわたりサポートしたのが当時主将の阿部氏。移籍の裏事情も知っていた。

当時のロッテは年間約20億円の赤字を出しており、球団は選手会長のサブロー(推定年俸1億3000万円)をトレードに出してコストカット(交換選手の工藤は同2000万円)を図った。

「それを知ったファンが怒り出し、球団に抗議が殺到。ロッテが同年オフに呼び戻した経緯がある。サブロー、阿部の両氏はその際に絆を深め、球団同士の信頼関係も強まった」(ロッテOB)

両氏の野球観は「泥臭さ」「スパルタ指導」で一致する。巨人では受け入れられなかった「昭和的スポ根野球」が、故郷の千葉では機能する環境と寛容さがある。

サブロー監督は今季就任したばかり。順当なら3シーズンほど指揮を執り、どちらが先かは微妙だが、福浦二軍監督と阿部氏が引き継ぐ。'34年の新マリンスタジアム開業へ向けたロッテのチーム構想は、極太の一本線でつながっている。

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