「佐々木朗希の遺産」が開花した WBCで三者三振ショーの種市篤暉にMLBスカウトが熱視線

千葉ロッテマリーンズ公式サイト

WBCはベネズエラの初優勝で幕を閉じたが、今大会の1次ラウンドで"オトコを上げた"のが、千葉ロッテから選出された種市篤暉(27)だ。

3月7日の韓国戦では同点で迎えた7回に3番手として登板。「三者連続の空振り三振ショー」は圧巻で、マウンドで雄叫びも上げていた。

「宮崎での強化練習中にも、1次ラウンドの4番手での先発説がささやかれていました。スピンの効いた直球は必ず武器になると首脳陣も期待しており、井端弘和監督も迷ったようです。リリーフ起用は勝負どころの試合中盤以降でのカギ、つまり、先発落選ではなく、要所を任されたんです」(球界関係者)

種市の世界デビュー後の次イニングで、侍ジャパンの打線が爆発。気迫の投球に打線が目覚めたと言っていいだろう。

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好投の裏に「佐々木朗希の遺産」あり

その種市の好投について聞いてみると、その背景には「佐々木朗希(24)の遺産」もあったという。

「千葉ロッテは佐々木入団と同時にスポーツ医学、栄養学などの専門家による育成マニュアルのようなものを作成しました。種市は元々、MLB志望で、昨年オフに球団にも伝えています。また、独学でサプリメントや投球論も勉強していました」(同)

オフも自費で海外に渡り、レッスンを受けるなどしてきたという。

種市は今季で10年目。千葉ロッテでは佐々木の先輩にあたる。佐々木が教えを請い、サプリメントの服用法や効用などを伝えていた。

「球団がまとめた育成マニュアルで開花したのではなく、これまで積み上げてきたものが開花したと言った方が的確です。佐々木がドジャースに移籍し、育成マニュアルが他投手にも用いられる機会も増えました。種市の場合は、これまで続けてきた練習が正しかったことがマニュアル書で裏づけされたんです」(同)

「円満退団」を望む MLB挑戦も現実味

昨季後半の投球も圧巻だった。WBC1次ラウンドでの"爆発"は自信にもつながったはず。そう遠くない未来のMLB挑戦も見えてきたようだ。

「球団と揉めてまでMLBに挑戦するつもりはありません。ファンに応援してもらえるような円満退団を目指しています」(同)

侍ジャパンでの決戦の地である米マイアミに着いた際、種市のクローザー起用説も聞かれた。当初に予定していた巨人・大勢の調子がイマイチなせいもあるが、反論は出なかったそうだ。

佐々木の影に隠れてきたオトコに、米スカウトの視線も熱くなってきた。

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