「闇バイトに乗ったら人生終わり」――警察庁が学校に配った"5つの警告"とトクリュウ犯罪防止の限界点

警視庁公式ホームページより

2026年5月14日、栃木県上三川町の民家に4人の若者が押し入り、富山英子さん(69)を凶器で刺殺、駆けつけた息子2人にも重傷を負わせた。

逮捕された実行役は神奈川県在住の16歳の少年4人。彼らはトクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)の主導役とみられる海外逃亡中の益田和彦容疑者(48=公開手配)を通じてリクルートされ、指示役の無職、竹前海斗(28)、妻の美結(25)に引き合わされた可能性があるとして今も捜査が進んでいる。

ただ、この事件が社会に与えた衝撃はすさまじく、トクリュウ犯罪防止の動きが急激に高まっているのである。

警察庁が発した"5つの警告"

警察庁は2026年6月5日、「人生を棒に振らないために知っておくべき5つのこと」と題した資料をまとめ、全国の学校などで匿名・流動型犯罪グループの危険性を呼びかける活動を強化すると発表した。

その内容は、①闇バイトに関われば必ず逮捕される、②一度個人情報を渡したら抜け出せない、③海外に渡航すれば二度と戻れない可能性がある、④家族にも危害が及ぶ、⑤少年であっても厳しい刑事責任を問われる――という5項目だ。いずれも事実であり、重要な警告だ。

また、同時期に警視庁が公開した闇バイト応募者の述懐には生々しい実態が記されている。

「カンボジアに連れて行かれた30代男性は、14時間労働を強いられ、居眠りするとスタンガンで制裁を受けたと証言。逃げ出そうとして数十人に棒で殴られ意識を失いかけたという。これら資料が伝える“甘い誘いの果て”は、決して誇張ではないのです」(民放キー局の警視庁担当記者)

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