消えゆく町の喫茶店…蝶野正洋が見た“昭和の終わり”の風景【蝶野正洋の黒の履歴書】

蝶野正洋(C)週刊実話Web

「一皿の料理で満足」年齢とともに変わる食生活

イラン情勢がなかなか収束せず、ホルムズ海峡の封鎖を巡って一進一退の状況が続いており、中東からの石油の輸入が途絶えてしまっている。高市総理はガソリンもナフサも十分にあると言っているけど、現実的にはさまざまな生産現場で原料不足が叫ばれていて、石油由来の製品がいつストップしてもおかしくない。

ガソリン価格も今は落ち着いているけど、いつまた高騰するか分からない。俺もそうだけど、高齢者は体調的な理由で移動手段をクルマに頼らざるを得ない場合が多いから、ガソリンの価格が生活そのものに直結してしまう。

食材も高くなったけど、そこは年を取ったことで助かっている部分もある。俺の場合は単純に食べる量が若い頃の半分、下手したら4分の1ぐらいになっている。1日1回、一皿の料理を食べたら、それでもう満足して、後はいらないという日も多い。結果的に飲食費がかなり減ったんだよね。

60歳を超えた人は、だいたい同じだと思う。そう考えると、高齢化社会がより進んだら、食料の生産を減らしてもいいかもしれない。フードロスが問題になっているけど、そもそも食料を作り過ぎている部分もある。高齢者は和食が好みになってくるから、米とみそ汁と魚といった、昔ながらの献立に使うものに生産品目を絞っていくというのも効率的だと思うよ。

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