「信用したアンタの落ち度だろ」創業初の女性管理職がハニートラップで降格 企業スパイの手口と教訓

画像はAIで生成したイメージ

色仕掛けで相手から情報を聞き出すスパイ行為を「ハニートラップ」と言うが、これは女性がターゲットにされる場合もある。「創業以来初の女性管理職」として、美容メーカーの営業部長に就任した松平苑子さん(仮名・40代)がそのひとりだ。

「まさか、と思いましたね。今でも信じられないくらいです」とショックを隠せない松平さん。結論から言うと、松平さんはハニトラに遭ったことがきっかけで会社から降格処分を受けている。

仕事一筋20年の女性管理職に忍び寄った同業者の影

大学を卒業してすぐに美容メーカーに就職した松平さんは、美容オタクだった知識とコミュ力を買われて営業部に配属となり、入社以来20年間営業畑で辣腕を振るって来た女性である。

「結婚もせずに仕事一筋だった私に会社が同情してくれたのかも知れませんが(苦笑)、順調に出世させて頂きました」

そんな彼女に近づいて来たのが同業他社の営業マン・A(30代)だった。「Aとは行きつけのバーで知り合いました。そのお店は私がプライベートでしか使わないところだったし、自分の素性は隠していたので、同業者と知った時も心の中で『偶然だな』と思ったくらいで警戒はしていませんでした」

同棲・家事担当・毛布をかけてくれた男の本当の目的

Aとは10歳近く年齢が離れていたこともあり、最初は飲み友達からスタート。その後交際に発展した。

「この時には彼に自分の素性を話していましたが、お互い仕事の話をすることはなかったし、私も仕事漬けの人生にちょっと疲れていた時だったので彼の存在が癒やしだったんです」

二人とも営業職で忙しく、思うようにデートの時間が取れなかったため、同棲生活を始める。

「家事はAが負担することが多かったです。同棲を始めてからは毎日が楽しくて、残業も休日出勤も可能な限り、控えるようになりました」

仕事を持ち帰ることも増えた松平さんは、自室でパソコンに向かいながら寝落ちすることもしばしば。

「そういう時はAがそっと毛布をかけてくれたり、さりげなくコーヒーを淹れて労ってくれました」

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