劇場版『旅人検視官 道場修作』主演の内藤剛志が明かす“芸能界の掟”「舘ひろしさんに頼まれたら断れない」

©2026劇場版「旅人検視官 道場修作」製作委員会

佐野史郎とは“絶交寸前”!? 盟友との舞台裏

――『道場修作』シリーズへの内藤さんのこだわりって何でしょうか。
内藤 僕の希望というか、『上手な俳優さん、サスペンスをやれる人をお願いします』と毎回言っていて、何人も名前を挙げさせていただいてます。僕は真ん中にいる役だけども、ドラマは周りの方に作ってもらうものなんです。

――俳優さんでサスペンスができる・できないってあるんですか?
内藤 サスペンスのスキルがあるんですよ。うまく言葉にはできないんですけど、サスペンスの〝空気〟を持ってることも含めて上手い人に出ていただけたらと思ってるんです。

――サスペンスの空気感、分かる気がします。
内藤 今までやったドラマも上手い人ばっかりだと思います。例えば佐野史郎とか。佐野にはいつも出て欲しいと思って声をかけていたんですけど、あいつ忙しいんです。熊野古道の回でやっと出てもらったんです。マネージャーが『これ以上断ったら、内藤に絶交されるから、と佐野が言ってます』って(笑)。僕も『もう絶交だぞ』って言ったんですけどね。

――佐野さんの親友である内藤さんならではの交渉術ですね(笑)。
内藤 でも逆に言えば、僕が彼らの作品に全部出なきゃいけないんですよ。例えば佐野が『これ内藤で』って言ったら行かなきゃいけない。そういうのが芸能界の筋っちゅうもんですよ(笑)。だから僕は、里見さんにどういう風にお返ししたらいいのか。

――作品に出てもらうと、次は出なくちゃいけない?
内藤 そういうことです。貸し借りみたいなものが常にあります。『内藤が言うならば』とその役を引き受けてくださったわけだから、僕も声がかかったら当然受けなきゃダメです。最近では、舘ひろしさんが、『内藤さあ、ワンシーンだけ…』『はい!』って秒で返しました。返事をしてからなんの映画かを聞いたら、反社の役なんですけど(笑)。舘さんの声かけを断れるわけがないし、断るなんてありえないですけど。

――映画のお話を聞きに来て、まさか芸能界の掟を教えていただけるとは。
内藤 でも、ありがたいことです。今回の劇場版のように『いざ勝負』って時に、いい俳優が周りにいてくれる僕は本当にラッキーだと思います。
――内藤さんが身を挺してサスペンスの新章を作り上げる『劇場版 旅人検視官 道場修作』に乞うご期待!

劇場版『旅人検視官 道場修作』
6月12日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
出演:内藤剛志、羽田美智子、櫻井淳子、田口浩正、林泰文二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)ほか
脚本:深沢正樹/椙下直哉
監督:兼﨑涼介
音楽:牧戸太郎
製作幹事:BS日テレ / ユニオン映画
配給:NAKACHIKA
©2026劇場版「旅人検視官 道場修作」製作委員会

「週刊実話」6月4・11日号より

内藤剛志(ないとう・たかし)

1955年5月27日生まれ、大阪府出身。〝27クール続けて連続ドラマ出演〟という日本記録を持つ、〝連ドラの鉄人〟。NHK連続テレビ小説『わかば』、テレビ朝日系ドラマ『警視庁・捜査一課長』シリーズ、フジテレビ系ドラマ『外科医 鳩村周五郎』シリーズなど出演作多数。バラエティー番組などでも活躍。