プロレスブーム再来へ! 新日本プロレス、サイバーエージェント&テレ朝新体制でどう変わるのか?

新たなパートナーとともに棚橋社長はどんなプロレスの未来を作り出すのか?
プロレス界に特大の激震が走った。5月27日、新日本プロレスの親会社であるブシロードが、保有する全株式(70%)をテレビ朝日とサイバーエージェント(以下CA)に総額約36億円で譲渡することを発表。14年ぶりに親会社が交代する新体制が発足することになった。

長年にわたり新日本を支え、暗黒期からのV字回復を引っ張ってきたブシロードの離脱に寂しさを覚えるファンもいる。

しかし、業界関係者の多くは「今回の再編は、新日本が再び空前の“プロレスブーム”を巻き起こす大チャンスになる」と、期待に胸を膨らませている。

令和のマット界にとって、歴史的な地かく変動が始まったのは確かだ。

サイバー×テレ朝体制で何が変わるのか

今回の株式譲渡により、新日本は元々の株主でもあったテレビ朝日の連結子会社(保有比率約66%)となり、CAは約34%を取得してデジタル領域の主導権を握る。この「テレビ・地上波の盟主」と「最強のデジタルメディア」のタッグこそが、ファンを熱狂させている理由だ。

特にCAは、大ヒットコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』を通じて、それまで競馬に馴染みのなかった膨大な若年層をリアルな競馬場へと送り込んだ驚異の実績を持つ。競馬場に足を運んだことのない層を一気に動かした“デジタル×スポーツ”の成功体験は、プロレス界の景色をガラリと変える可能性を秘めている。

スポーツ紙記者はこう語る。

「CAには、埋もれていた競技の歴史やドラマを掘り起こし、最先端のデジタル技術で大衆へ届けるノウハウがある。NOAHやDDTに加え、新日本という最高の素材を手にしたことで、ABEMAを中心としたプロレスの魅力発信はこれまでの数倍に加速するはずです」

ファンの間では早くも、「CAの圧倒的な資金力・企画力と、テレ朝の強固な放送基盤が組むのなら、米WWEが誇る世界最大の祭典『レッスルマニア』の日本版のような、ドーム級の巨大お祭り興行を国内で定期開催してほしい」と熱い願望の声も聞こえるようになった。

棚橋弘至社長が先導する「令和プロレス革命」

この新体制発足により、現場の舵取りを行う棚橋弘至社長の存在感はさらに増すことになる。棚橋社長は社長就任以来、“新しい景色”という言葉を掲げ、新日本のブランド価値を守りながらも、エンタメ性の強化やメディア露出に積極的な姿勢を示してきた。

最大の注目は、NOAHやDDTとの“奇跡のクロスオーバー(対抗戦)”だ。CAが新日本の大株主となったことで、これまで“団体の壁”として存在していた垣根が一気に低くなる。

新日本のトップ選手とNOAHの強豪、DDTの個性派が同じリングに立つ、かつてのオールスター戦のような夢のカードが日常化するかもしれない。ストロングスタイルの伝統と、デジタル時代の最先端エンタメが融合したとき、一体どんな化学反応が起きるのか、ファンの期待は膨らむばかりだ。

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