プロレスブーム再来へ! 新日本プロレス、サイバーエージェント&テレ朝新体制でどう変わるのか?

ブシロードはスターダムに集中──女子プロレス黄金時代へ

令和のプロレス界にどんな未来をもたらすのか?
一方で、新日本を手放したブシロードが、女子プロレス団体「スターダム」の株式を100%直接保有したまま残した点も見逃せない。ブシロードは『バンドリ!』などの成功に象徴されるように、キャラクターを魅力的に描き、コンテンツとして爆発的にヒットさせる能力において日本屈指の会社だ。新日本を切り離したことで、今後はすべての経営資源をスターダムに集中できるようになる。

「男子プロレスの中心をCAとテレ朝が担い、女子プロレスの中心をブシロードが担うという、それぞれの得意分野への最適配置が行われた。これはマット界全体の活性化において、大いなる福音です」(プロレスライター)

木谷氏と棚橋社長がそれぞれ明かした「感謝と未来への決意」


今回の決断について、ブシロード創業者の木谷高明氏は自身のSNSで次のようにコメントを寄せ、14年間の歴史に区切りをつけた。

 「感謝。14年間ありがとうございました。最高の夢を観させて頂きました。これから更に新日本プロレスを成長させるにはメディアとの一体化が不可欠と判断し、今回の決断に至りました」

また、新日本の現場トップである棚橋弘至社長も同日、公式にコメントを発表。これまでのブシロード体制への深い感謝を述べた上で、新体制への決意を公にしている。

 「そのご恩に報いるためにも、これからテレビ朝日様の連結子会社として、サイバーエージェント様のご支援も賜りながら、新日本プロレスの格段の発展を、全社一丸で目指して参ります。最高のリングを作って皆様に楽しんで頂くという使命は変わりません」

親会社側と団体側の双方が発した言葉が示す通り、今回の株式譲渡は後ろ向きな撤退などではなく、新日本プロレスが世界の頂点を目指すための「戦略的なバトンタッチ」なのだ。

サイバー×テレ朝×新日本という新体制が、令和のプロレス界にどんな未来をもたらすのか。14年間のブシロード体制に心からの感謝を捧げつつ、デジタルと放送、そして武道のプライドが一体となった「新章」の幕開けに、プロレスファンの興奮はもう止まらない。

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