阪神甲子園球場
阪神甲子園球場(C)週刊実話WEB

阪神を狂わせた「今季初完封負け」の呪縛。近本不在の危機に画策する「途中補強」とドラ1立石のカンフル剤 

セ・パ交流戦が開幕したものの、北海道日本ハムファイターズを相手にまさかの連敗スタートを喫し、重苦しい空気が漂う現在の阪神タイガース。パ・リーグの強力な投手陣を前に、あと一本が出ない連携不足に泣くチームだが、この深刻な「トンネル」の入り口は、実は交流戦の前にあった。

今季初の完封負けを喫した、5月15日の広島東洋カープ戦。当時から首脳陣を頭を抱えさせていた「打線のつながり」と「特定の天敵への苦手意識」という深い病巣が、形を変えていま、交流戦の舞台でも牙を剥いているのだ。

「あの日、阪神打線を完封したのは、広島の栗林良吏でした。先発に転向した今季は絶好調で、対阪神戦はこれが今季3度目の登板。前回(4月26日)はサトテル(佐藤輝明)の一発による1点でどうにか辛勝しましたが、この完封負けによって、阪神打線は栗林に対して3試合計24イニングでわずか2点しか奪えていない計算になります」(スポーツ紙記者)


この時点で植え付けられていた天敵への苦手意識と、つながりを欠いた打線の機能不全。日ハム戦での連敗は、決して突然の不調ではない。猛虎を狂わせた「5月15日のトラウマ」の深層と、そこから透けて見える今季の課題とは——。

 近本光司の長期離脱が招いた得点力不足の誤算


阪神の39試合のスコアを改めて見てみると、2ケタ得点を記録したのは3試合しかなかった。

イニング別の得点では1回の計27得点が最高で、「上位打線が打って試合の主導権を握る」という勝ち方だった。

しかし、その上位打線が満足に組めなくなってしまった。

不動の1番バッター・近本光司(31)が左手首骨折で長期欠場となり、藤川球児監督はスターティングメンバーを少しずつ代えながら試合を臨んってきた。

「上位打線で得点を挙げるのが近年の阪神のスタイル。でも今シーズンは、試合中盤に下位打線が出塁して上位打線が返えすシーンが少なくなりました」(同)

これが、2ケタ得点の試合が少ない原因だろう。

「一時期、大山悠輔(31)が不振で、その前を打つ好調の佐藤とまともに勝負しない対戦投手もいました。大山の打撃はまだ元に戻っていないようですが、『2番森下、3番佐藤、4番大山』の前後を打つ選手の成績も不安定です」(同)

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水面下で動く外国人獲得調査と緊急補強の可能性


そこで急浮上してきたのが、「シーズン途中の補強」だ。

阪神は外部補強に消極的だが、こんな情報も聞かれた。

「昨年7月、今季から加入したキャム・ディベイニー獲得に動いたんです。首脳陣も悩みましたが、チームも好調だったのでオフに入ってからの交渉となりました。阪神の渉外担当者たちは、常に外国人選手の補強に向けてアンテナを張り巡らせています」(在阪記者)

5月20日現在も首位・ヤクルトを捉えきれない状況が続いているが、それでも髙寺望夢、福嶋圭音などの若手を使っていくべきとの意見もある。

救援陣も打ち込まれることが多くなり、圧倒的な勝ち方ができなくなった。

ドラ1ルーキー立石正広の交流戦テストへ


「昨年のドラフト1位ルーキーの立石正広を交流戦から一軍でテストする予定です」(関係者)

近年は敬遠してきたシーズン途中の途中補強は、その結果次第で決まるようだ。

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