新党結成か!? 84歳浪人中 小沢一郎が狙う3度目の政権交代

「腑抜けの野党は存在価値がない」

小沢氏の政治手法は旧民主党や旧立憲が行ってきた与党疑惑追及型。つまり、どんな手段を使ってでも野党は野党として、与党を追い落とすという戦法だ。政策論争などのきれいごとは政治の世界では無力なことを知り尽くしている。与党と戦わない中道執行部の姿勢に対し、こう不満をぶちまけている。

「腑抜けの野党は野党としての存在価値がない。だから国民も政党と思ってないから中道支持率は1%とか2%だ」

ちなみに、5月のNHK世論調査で中道の政党支持率は2.9%、自民党は35・4%だった。

「一部報道で高市早苗首相周辺の人物関与が取り沙汰された仮想通貨『サナエトークン』騒動は、首相の『まったく知らない』の一点張りで沈静化した。また、昨年の自民党総裁選や総選挙候補の誹謗中傷動画を首相周辺がSNSに投稿していたというネガティブキャンペーン疑惑も同様です。首相はこの疑惑に対する国会質問で『一切ない』と否定した。中道の伊佐進一衆院議員や立憲の小西洋之参院議員らが追及したものの、突っ込みは甘いのひと言。これらも中道の疑惑追及より政策論争への転換が大きく影響していると言わざるを得ない」(小沢氏シンパの元議員)

かつて野党だった社会党、社民連に属し『国会の爆弾男』と恐れられた楢崎弥之助氏はロッキード事件、リクルート事件などを厳しく追及した。

「楢崎氏はリクルート事件時、リクルートコスモス社長室長が自身への口封じの贈賄申し込み場面をテレビ局に隠し撮りさせた。決定的瞬間は全国放映され、当時の竹下登首相を退陣に追い込む原動力になった。世論も野党に拍手喝采だった。小沢氏はかように戦う疑惑追及型の野党を中道や立憲に期待していたが、それができないことにうんざりしている」(同)