サッカー元日本代表の本田圭佑が〝無所属〟となった。オーバーエイジ(OA)枠での東京五輪出場を熱望していたが、こちらも当然「選外」だった。
「五輪のサッカー競技は24歳以下(通常は23歳)の出場となっており、それ以上の年齢の選手はOA枠で3人までと決まっています。本田はOA枠での出場を狙っていましたが、森保一代表監督は別の選手をすでに指名しています」(スポーツ紙記者)
今年2月、本田はポルトガル1部リーグのクラブと契約したが、手続きの遅延などで選手登録が間に合わずに退団している。その後、アゼルバイジャン共和国の1部リーグ『ネフチ』と契約したが、同国は最新の世界ランキングで110位。ベトナム(92位)やタイ(106位)などとならぶ、東南アジアのレベルだ。
Jリーグならウェルカムで迎えてくれる!?
そもそも「アゼルバイジャンってどこ?」と、コアなサッカーファンも首を傾げるほど。北はロシア、南はイランに接している同国の治安面を心配する日本のサッカー関係者もいた。
「アゼルバイジャンは旧ソ連領。本田はロシアのクラブで活躍していた時期があるので、話がまとまったようです。本田はネフチの逆転優勝に貢献しましたが、6月16日に契約満了で退団しました」(専門誌記者)
海外クラブに在籍する日本人選手にとって、本田の近況は「明日は我が身」だ。一連のコロナ禍により、世界中のサッカークラブが緊縮状態にあって、契約更新も厳しい状況に置かれているという。
「今後、移籍先を探すことになりますが、レベルの高い海外クラブとの契約は難しいでしょう」(同・記者)
五輪後であれば、Jリーグならウェルカムで迎えてくれるはず。ただ、本田が日本に帰還するには、プライドをかなぐり捨てる必要がありそうだ。
東京五輪は、もはやゲスト解説しか需要がない?
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