「外国人枠撤廃」へ!孫・三木谷・南場の新御三家が挑むNPB開国と100億移籍金ビジネス

 

25歳ルールを逆利用するマッキンゼー流の打開策


さて、この「超難題」をどう解決するか。

米大手コンサル「マッキンゼー」仕込みの南場議長が弾き出した打開策が、三木谷案をバージョンアップさせた「外国人撤廃論2.0」だ。

「ズバリ、移籍金ビジネスです。MLBには25歳ルール(25歳未満の外国人選手はマイナー契約しか結べず、契約金や年俸も制限)があり、ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラ、キューバなどの外国人選手にも適用される。この制度とPSをセットにした逆利用です」(大手紙記者)

つまり、日本球団が代理人ルートで、カリブや中南米諸国の20歳前後の優秀な若手を発掘して登用し、25歳まで育て、PSでMLBへ送り出す。

保有球団には移籍金が入り、ビジネスとして十分成り立つ。これが、南場氏が言う新たな産業というわけだ。

NPB経由でMLB入りした外国人選手は多い。

投手ではマイコラス(巨人→カージナルス)、スアレス(阪神→パドレス、ブレーブス)、ルイス(広島→レンジャーズ)。野手だとフィルダー(阪神→タイガース)、ソリアーノ(広島→ヤンキース)、フェルナンデス(西武→ブルージェイズ)など20人を超える。

だが、避けて通れないのが、NPBの外国人枠だ。

現ルールでは各球団とも一軍の外国人枠は最大5人。

ベンチ入りは投手、野手合わせて4人。

そこでまずは1~3人増やし、最終的に撤廃を目指す。

今季ドジャースの開幕ロースター26選手の内訳はアメリカ18人、日本3人、ドミニカ2人、プエルトリコ、ベネズエラ、韓国各1人。MLBに外国人枠は存在しないが、約7割がアメリカ人選手だ。

選手会も理解?ピッチクロックと共に迫る7月評議
NPBが枠を外しても根幹は大きく変わらず、メリットの方が大きい。

オーナー会議が開かれるのは毎年、7月のオールスター戦前後と11月。

今年は投球間隔を計測する「ピッチクロック」を中心に協議され、これに加えて「外国人枠問題」も議題に上がる。

そうなれば「新オーナー御三家」に加えて、中南米の野球アカデミーに精通する広島、中日のほか、日本ハム、オリックス、西武も賛同の方針で、これだけでも過半数の6球団を上回る。

「日本人選手の雇用機会が減る」と外国人枠の拡大に反対してきた選手会も、PS移籍金の一部を日本人選手の福利厚生(年金や医療費)に充てることで一定の理解を示しているという。

大谷の試合をスマホで見る時代に、日本のテレビ局はいまだに「伝統の巨人VS阪神戦」では若年層をつなぎ止められない。

時代が求めるのはソフトバンク(財力)、楽天(サッカーのノウハウ)、DeNA(データ野球)の3オーナー。

球界の勢力地図が塗り変わるのは当然だ。

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