サバンナ高橋「和解」も消えぬ不信感。NHK続投の裏で刻まれた「いじめ」の刻印。第二のTKO木下となる日も近い?

高橋を襲う「積年の恨み」という同じ構図

この「一度のミスで後輩から過去を暴かれ、世間の嫌われ者に転落する」という恐怖のシナリオ。いま、サバンナ高橋が直面しているのは、まさにこの木下と同じ構図である。

中山による告発、さらには元りあるキッズ・長田融季氏によるSNS投稿など、複数の元後輩から10年以上前のエピソードが次々と噴出した。今回のいじめ騒動の発覚も、木下氏のケースと同様に、後輩たちの積年の恨みによるものだろう。

中山とは和解が成立し、長田に対しても相方・八木真澄が間に入って直接電話で対話し、一定の着地を見せた。八木の尽力により、当事者間では解決した形になっている。しかし、周囲がいくら「本当はいい人だ」と擁護を連呼しても、ビジネスの世界や世間の目は冷徹だ。

教育番組が抱えたリスクとスポンサーの影

消費者は、当事者同士の和解よりも、そこに透けて見える「組織による火消し感」に激しい違和感を抱くものだ。

「いじめ」というキーワードが一度でも紐付いてしまった以上、世間の「生理的な拒否感」を即座に消し去ることは不可能に近い。TKO木下が今もなお苦しんでいるように、一度失った信頼は、謝罪一回で元通りになるほど安くはないのだ。

特に、子供に道徳を教える立場の教育番組において、いじめを想起させる言動が明るみに出た芸人が声を当て続けることへの拒否感は強い。子供には「お友達と仲良く」と教えながら、裏では後輩をメンタル崩壊寸前まで追い込んでいたという事実は、視聴者である親世代の心に深く刻まれた。

NHKが続投を認めても、スポンサーや番組制作の現場にとって、高橋を起用し続けることはブランド毀損のリスクを抱え続けることに他ならない。高橋がこれまで築いてきた「知性派タレント」としての地位は、足元から崩れ始めている。