納豆の輸出量が前年比44%増で過去最高! 中国・米国・タイで専門店が急増している理由

納豆

「60代になってから便秘に悩むようになり、息子に『納豆がいい』と勧められ、好きではなかった納豆を食べてみると、便通が良くなった」(62歳の自由業男性)

「納豆を食べていたらダイエット効果もありました」(30代OL)

納豆が世界的なブームになっている。財務省の貿易統計によると、2025年の納豆輸出量は過去最高を記録し、前年比44%増の5248トン。統計を取り始めた'17年の1752トンから右肩上がりで、輸出額も'17年の9億6000万円から'25年は32億1000万円と急伸しているのだ。

「最大の輸出先は中国で全体の3割近くを占めています。次に米国、タイ、香港、台湾、韓国と続き、現地では納豆専門店が増加しています」(健康ライター)

コロナ禍の医学誌掲載がブームの発端

納豆が世界的ブームになり始めた発端は、'20年。世界を襲った新型コロナウイルスの感染を受け、世界4大医学誌の1つ『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル』が「納豆は死亡リスクを低下させる食材」として紹介したためだ。

「納豆は冷凍輸送なので、納豆菌は休眠状態になり発酵食品としての栄養価は損なわれない。健康と美容に効果があるとして海外のインフルエンサーが紹介した。中でも、グラミー賞を受賞した米国人歌手のリゾがカラシとタレを加えた納豆を白米にのせて美味しそうに食べる姿を自身のSNSに公開したことで、ブームに拍車を掛けました」(ネットニュース記者)

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インバウンドの口コミも普及を後押し

さらに、年々増加するインバウンドが旅行中に宿泊先で出された納豆の秘めたるパワーを知り、帰国後、口コミで広げたこともブームに一役買った。

便秘・ダイエットに効く栄養の宝庫

「納豆は良質なタンパク質や脂質、ミネラルと共にビタミンE、ビタミンKといった血管や骨の形成に欠かさない栄養が凝縮されているんです。納豆菌は腸内フローラの構成を改善するため、便秘に効く。また内臓脂肪を減少させ、脂肪細胞を肥大化させにくくする。ダイエットにも効果的です」(栄養管理士)

日本の伝統食品の納豆は「世界のNatto」になった。Nattoく?

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