ゴキブリ100匹・異臭・211万円請求 外国人実習生住居トラブルの現実

画像はAIで生成したイメージ

北関東某所で自動車部品工場を営むFさん(60代)。今年の2月、Fさんの会社では契約期間を終えて帰国する、東南アジアからの実習生の送別会が行われていた。

「みんな真面目によく働いてくれた」と名残惜しそうなFさんだが、内心ホッとしていたのも事実である。その理由は実習生たちの住居トラブルだった。

「うちの会社では、社員寮として民間のアパートを一棟借り上げ、実習生専用として使っていましたが、近所からの苦情が絶えなかったんです」(Fさん・以下同)

騒音、そして次に届いた「臭い」の苦情

最初に届いた苦情は騒音だった。「彼らは休みのたびに駐車場でBBQをしながら騒いだり、深夜に大音量で音楽をかけたりしていたんです」

これはFさんが実習生に対して注意喚起したことで収まったそうだが、次に出たクレームは「臭い」だった。「建物の外にまで異臭が漂うという苦情でした」

目を疑う「汚部屋」とゴキブリ100匹

Fさんが慌ててアパートに駆け付け、全員の部屋を確認したところ、鼻だけでなく目に染みるほどの異臭と共に目の当たりにしたのが、集積所と見まごうほどの「汚部屋」だった。

「部屋中にモノが散乱していました。衣類や身の回り品などがゴミと一緒に積み上げられている状態です。食べ残しなどの生ゴミもありました。彼らは自炊をしていたのですが、調理に大量のスパイスを使うため、独特の香りが入り混じって、今まで経験したことのない悪臭でした」

悪臭以上にFさんを驚愕させたのは部屋のいたるところに蠢いていたゴキブリだった。

「ざっと見ただけでも100匹くらいはいました。近隣の住民から『最近、ゴキブリが異常発生して困っている』という話も聞いていたので、ここが原因だとわかって眩暈がしました」

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