「総長は思考停止」第三者委が断言 東大教授の接待汚職を半年間放置した名門大学の腐敗構造

「総長は思考停止」第三者委が藤井総長を厳しく批判

第三者委員会は半年にわたり内部調査を事実上停止したことを問題視。藤井総長については、「'25年5月まで、コンプライアンス統括責任者に対し、調査を進めるための具体的な指示等を行った形跡がみられなかった。遅くとも同年3月頃には、他の役員から『このまま何もしなくてもよいのか』などといった意見が出ていたが、警察が動いているという情報を得ていたことから、思考停止に陥っていた」「東大トップとして具備すべき危機意識が不十分であったことは否定できない」とした。

藤井学長は、4月12日の東大創立記念日のメッセージの中で、「近年、本学教員の不祥事等に関して多くの方々にご迷惑ご心配をおかけしました。私たちは皆さまからの信頼を取り戻すべく、組織の在り方や学内の風土そのものを見直す改革の断行を公表したところです」とハレンチ事件に触れざるを得なかった。

東大は、問題のあった医学部付属病院を医学部から切り離し、大学本部の直轄にすることや、CRO(最高リスク責任者)を新設するなどの改革に乗り出した。

ただ、改革は緒についたばかりで、不祥事を“放置プレイ”する風土の改革には時間がかかりそうだ。

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