派閥解体の張本人が狙う“キングメーカー”の座…岸田文雄の静かなる野望【歴代総理とっておきの話】



“増税メガネ”返上へ 岸田のイメージ刷新作戦

岸田は2月に長崎県で洋上風力発電所の運転開始記念式典に出席、3月に入ると世界各国の調査研究機関の代表が国際情勢を議論する「東京会議2026」に参加している。さらに、同月23日放送のバラエティー番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演、20日には折からの米国・イスラエルとイランとの交戦のさなか、自らが会長を務める自民党の「日本・イラン友好議員連盟」の会合を国会内で開き、事態の“沈静化”に向けて熱弁を振るっている。

前出の政治部デスクは、こうも続けた。

「バラエティーには石原伸晃元幹事長一家が出演し、初当選が同期の岸田氏はサプライズの演出で途中から参加した。首相時代に“増税メガネ”と揶揄された際、ユーチューブに上げたら『バズってね』とご満悦だった。

この件について永田町では、『あえてバラエティー番組に出たのは、お茶の間に“岸田あり”をアピールしたもの』という受け止め方が支配的だった」

また、「日本・イラン友好議員連盟」の会合では、日本が米国の同盟国である一方、イランとも伝統的な友好関係を維持してきたことを強調。出席していたイランのセアダット駐日大使を前に、「われわれは外交チャンネルを駆使して対話を行い、課題解決に向けて汗をかくべき」と力説していたという。

「岸田氏は首相に就任する前から、イラン友好議員連盟の会長を務めており、外相として戦後最長の4年7カ月の在職期間中に、2度もイランを訪問している。また、首相就任後も国連総会の場でイランとの首脳会談を開いてきただけに、いまこそ“絶好の出番”と受け止めていると思われる」(前出・政治部デスク)