「いずれ絶対に会いに行く」つまみ枝豆が語る、FRIDAY襲撃事件の裏側と“殿”への想い

つまみ枝豆(C)週刊実話Web

土建屋になる寸前だったたけし軍団

――2022年にはYouTubeチャンネル『たけし軍団TV』を立ち上げました。
枝豆 大手プロダクションには敵わないので、地道にやるしかないですからね。当初の目標は登録者数1000人だったんです。どうしても面白いことをやらなくちゃ、という意気込みも特になく始めちゃいました。昔の話をしたり、コントやゴルフに行くなど、行き当たりばったり。まあ、視聴数が取れるのは他のタレントさんとコラボをしたときですかね。あとは記念イベントで回した動画かな」

たけし軍団は2023年3月、「40周年記念公演」を行い大盛況。脱退した大森うたえもん、そのまんま東も登場して初期メンバー10人が勢ぞろいしたことでも話題となり、その様子を流した動画は83万回再生されている。なお、現在の『たけし軍団TV』の登録者数は約8万人。

――ところで、今年は「FRIDAY襲撃事件」からちょうど40年になります。井手らっきょさん、ラッシャー板前さん、そして枝豆さんは参加されなかったわけですね。
枝豆 僕は事件の翌朝、らっきょからの「殿が捕まった!」という電話で初めて襲撃のことを知りました。テレビをつけると、講談社の人が記者会見で、あーだこーだと言ってるのを見て、今度は俺たちが会見場へ突撃するぞ、と準備を始めていたんです。そこへたけしさんから電話があった。「お前らの面倒は一生、見るからよ。悪いけど、今は動かないでくれ」と言われて思いとどまりました。それでもやはり、(一緒に行けなくて)申し訳ないという気持ちは強かったですね。

――で、謹慎期間が始まりました。
枝豆 たけしさんも軍団も、もう芸能界にいることはできないと思っていました。そんなある日、たけしさんが軍団を集めて今後のことを神妙な顔で話し始めたんです。一生面倒を見ると言った手前、どうするんだろうと注目してたら、出てきた言葉は「反社の組を作ろうか?」だったんですよ。俺らは落ちこぼれてるから、それしかねぇだろって。そしてタカに向かい「お前、(銃を)撃てるだろ」と拳銃を構えるしぐさをしてみせた。みんなが呆気に取られているとタカが「はい!」と即答。ウソだろって思いましたね(笑)。ところが翌日、また集められて「あれは考え直した。やっぱり土建屋をやろう」と。みんなで大型特殊免許を取れだの、まずは形から入るんだと言ってニッカボッカやハイネックのシャツ、ポケットがいっぱい付いてるベストや地下足袋を取りそろえたんです。あれは今でも大事にしまってありますよ。

――その後、写真週刊誌への風向きが変わり、たけしさん含め軍団の謹慎が解けるかもという空気になった。
枝豆 余裕ができてきたんでしょうね。たけしさんが「ゴルフでもやるか」と言い出して。誰もやったことなどないのに、ウエアから用具一式全部そろえてもらい、1日2ラウンドを毎日やってました。プレー代も食事代も全部たけしさんです。というか、ゴルフ場では最後に精算するためのカードを渡されるじゃないですか。あれ、打ち出の小づちみたいで、誰かが気付いちゃうんですね。「おい、これで何でも買えるみたいだぞ」って。試しにボールを買ったら大丈夫、次はパターだ、俺はゴルフバッグを…とやっていたら、たけしさんが「なんで今日はこんなに高けぇんだ、この野郎!」ってバレちゃいました。まあ、そんなこんなでギャーギャー言いながらやるんですけど、謹慎中だから他にやることがないのでゴルフはめちゃめちゃ上達しましたね。今でも趣味にできているし、ジャンボ尾崎さんや中嶋常幸さんと一緒に回れる機会にも恵まれて、あのときにできた人脈は宝物です。