松井秀喜の巨人監督就任が消滅 !? 親友企業アンバサダー就任の裏に潜む「深謀遠慮」

松井秀喜 (C)週刊実話Web

次期巨人監督の本命とみられていた松井秀喜氏(51)=ヤンキースGM付特別アドバイザー=の今秋の就任が見送られる公算が大きくなった。

非読売の新規上場会社のアンバサダー就任が背景に。やっちまったのか、計算ずくなのか…。

ゴジラの深謀遠慮をすっぱ抜く!

「読売グループ内から看過できない、との声が出ている。当然、次期監督選定にも影響する。少なくとも、今秋の巨人松井監督は消滅した」(スポーツ紙デスク)

親友との義理と上場セレモニーの打鐘


事の発端は4月7日にあった『ヒトトヒトホールディングス(HD)』(本社・東京都渋谷区)の東証スタンダード市場への新規上場だ。

ヤクルトスワローズの試合時の運営や神宮球場の清掃などを手がける会社で、資本金は1億円。上場時の発行済株式数1400万株。

恒例の上場セレモニーには、松井秀喜氏がニューヨークから駆けつけ、同社の松本哲裕代表取締役社長(51)とともに打鐘した。

2人は石川・星稜高野球部時代のチームメートで、センバツや夏の甲子園大会にも出場した球友。

松井氏はプロ野球に進み、巨人、ヤンキースなどで日米通算507本塁打を記録している。松本氏は源流の日本総業(1974年創業)に入社し、頑張って上場に漕ぎ着けた。

その縁で松井氏は今年3月に同社「アンバサダー」に就任.松井氏によれば「2年ほど前に上場のあかつきには打鐘をお願いしたい、との申し出があった」という。

読売グループが懸念する「ゴジラブランド」のリスク


打鐘を終えると「アンバサダーとして企業イメージを損なわないように、不祥事を起こさないように頑張りたい」とユーモアを交えて語った。

初日終値は441円だったが、ゴジラ効果か、翌日はストップ高の521円を記録。翌日には600円を超え、4月9日時点で621円で取引を終えた。

ゴジラ打鐘のメディア戦略が即効した形だ。いかにも義に厚い松井氏らしい美談だが、穏やかでないのが読売新聞グループ。

株式の新規上場の宣伝塔に至宝「ゴジラ松井」が利用される形になったからだ。

一般的に、企業が株式上場する主たる狙いは、資金の調達にある。

銀行や社債に頼らず、証券取引所を通じて多くの投資家から、広く資金を集めることができるからだ。

会社側は保有する株式を売却することで現金化できる。

しかも何倍にもなってだ。

楽天を起業した三木谷浩史氏は、グループ企業の個別上場で1兆円超の資産に。

"ホリエモン"こと堀江貴文氏もライブドアの株価急騰で約8000億円まで含み益が出たが、粉飾決算で崩壊。

ZOZOの前澤友作氏はヤフー(現LINEヤフー)に売り抜け、約2500億円の現金を手にした。

「ヒトトヒトHD」も大化けする可能性が高いが、ゴジラ人気に便乗して株を買った層が損失を出すケースも否定できない。「巨人の親会社・読売新聞が神経質になるのはこの点だ。株価は外部環境で乱高下する。しかも、米国のイラン攻撃で原油価格が高止まりし、先が読めない状況。松井が"カネ集めの象徴"になる構図はリスクにつながる。ゴジラ巨人信用資産。これは最も避けたい展開です」(投資アナリスト)

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