阪神がヤクルトを逆転し首位奪還! 藤川体制で挑む"試練の連戦"の行方

両国国技館 (C)週刊実話Web


4月4日の広島戦で勝利し、3カード連続での勝ち越しを決めた阪神が、"じんわり"と順位を上げ、猛追の末にヤクルトを逆転。セ・リーグの首位になった。

練習量と選手層で勝る阪神の優位性

「やはり、阪神が上がってきたなという印象です。開幕5連勝の好スタートを切ったヤクルトはベンチのムードも良好です。それに水を差すつもりはありませんが、故障者続出で昼過ぎに練習を終えていました。練習量、選手層ともに勝る阪神が、いずれ首位に立つとの見方がされています」(ベテラン記者)

「阪神優勢」。その見解に異論を挟む者はいないだろう。

しかし、昨季のような圧倒的な強さが感じられない。

他球団が仕掛ける「近本・中野」封じ

「対戦するセ・リーグ5球団も研究しています。その一例が1・2番コンビの近本光司、中野拓夢の出塁率を落とし、失点を減らすこと。クローザーの岩崎優につなぐまでのリリーフ陣は抑えてはいるものの、走者を背負いながらの苦しい投球になっている。そこにつけ込みたいところ」(同)

他球団も「阪神戦だけは」の必勝態勢で臨んでいる。

独走を許した昨季の二の舞だけは何としてでも防がなければならないからだ。

ルーキーの躍動と阪神の現状

しかし、阪神がややスロースタートとなった原因は他にもある。「新人」がいないことだ。

「巨人、千葉ロッテがルーキーの竹丸和幸、毛利海大を開幕投手に抜てきし、埼玉西武も1位指名の小島大河がスタメンマスクを被り、広島・平川蓮もスタメンで起用されました。広島の開幕戦でサヨナラ安打を放ったのもルーキーの勝田成でした」(スポーツ紙記者)

新人の活躍がチームの士気を高めた。

この勢いが長く続くとは限らないが、今の阪神にはそんな"起爆剤"が見当たらないのだ。

昨季とほぼ同じメンバーで試合に臨んでいるといっていいだろう。

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期待の星・立石正広の相次ぐ故障離脱

「本来なら、ドラ1ルーキーの立石正広(22)がチームの起爆剤になるはずでした。昨秋のドラフト会議の主役であり、3球団競合の末に獲得した大学ナンバー1野手です。しかし、新人合同自主トレで故障離脱し、ようやくファーム戦に出てきたと思ったら、また別のところをケガをしてしまいました」(在阪記者)

藤川体制が迎える「試練のGW」

阪神は4月28日から好調のヤクルトとぶつかり、その後は宿敵・巨人、昨季、唯一勝ち越しに失敗した中日と連戦が組まれている。

起爆剤を持っていない藤川球児監督(45)にとって、試練のGWとなりそうだ。

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