忌野清志郎への“不義理”にファン激怒──“FM東京事件”Tシャツ化に批判殺到

TOKYO FMが謝罪声明発表——しかし販売継続に残る“疑問”

批判が拡大する中、TOKYO FMは3月28日に謝罪声明を発表した。声明では、清志郎と局が事件後もレギュラー番組や出版事業を通じて関係を築いてきたと説明し、「表現を貫いた清志郎の姿勢を後世に伝えたい意図があった」と釈明。当初の告知が「記念」という言葉に集約され、背景説明が不足していたとして謝罪した。

また、制作にあたっては清志郎の所属事務所「ベイビィズ」の賛同を得ていたと強調。清志郎公式SNSも告知をリポストしていたことから、権利元への連絡は行われていたとみられる。ただし、KenKenが指摘した“タイマーズのメンバーへの事前連絡”については触れられなかった。

さらに議論を呼んでいるのは、謝罪声明後も販売が継続されている点だ。「謝罪しつつ販売は続ける」という対応に対し、「本当に企画の是非と向き合っているのか」と疑問を呈する声もある。

「反抗」は伝説じゃない——ファンとメンバーの想いと裏腹な結末

今回の騒動が単なる炎上で終わらないのは、問題の本質が“感情の領域”にあるからだ。法的には所属事務所の同意があり、権利処理上の問題はないのかもしれない。しかし「法的に正しい」ことと、「受け手が納得する」ことは別問題である。

ファンがタイマーズを愛してきたのは、あのパフォーマンスが“伝説”だからではない。清志郎が生放送で本気の怒りをぶつけた、その一瞬のリアルに心を動かされたからだ。

その“生きた反抗”を、当時批判を受けた側が説明なく商品化したことに、多くのファンが強い違和感を覚えている。

当事者であるメンバーへの連絡がなかったことも、ファンの不信感を深めた。事務所がOKしたから進める——そのビジネス的な割り切りが、清志郎の精神とあまりに乖離して見えるのだ。

清志郎の反抗は、あの瞬間確かに生きていた。その怒りを胸に抱えてきたファンやメンバーにとって、今回のTシャツ企画は、魂を軽んじられたように映ったのだろう。謝罪声明を出しながら販売を続ける姿勢が、なおさらその感情を強めている。

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