忌野清志郎への“不義理”にファン激怒──“FM東京事件”Tシャツ化に批判殺到

1万4300円の「記念グッズ」が逆鱗に。ファンが糾弾する“説明なき商品化”

2026年3月23日、TOKYO FM公式Xが発表したTシャツ企画が、音楽界に衝撃を与えた。忌野清志郎のデビュー55周年とTOKYO FM開局55周年を記念し、ストリートブランド「NEIGHBORHOOD」とコラボしたという。

問題視されたのはデザインだ。フロントには「ザ・タイマーズのゼリーに似た人物」の写真、背面には清志郎がFM東京を批判した《腐ったラジオ FM東京 JOAU・FM 80MHz》の文字と歌詞。価格は1万4300円。告知文には《伝説の事件がTシャツになりました》と記されていた。

これに対し、ファンからは「アーティストが命懸けでぶつけた抗議を、相手側が商品化するのか」「本人亡き後に“記念”として売るのは節操がない」といった声が噴出した。

「清志郎に抗議されたことに向き合わないまま、30年以上経ってから“洒落”として扱い、金銭化する姿勢に違和感がある」という意見も多い。

当時の放送禁止の空気を知る世代からは、「清志郎のパンクを、喧嘩相手の局が商売に使うのは筋違い」「当時の痛みを軽視しているように見える」といった批判も寄せられた。

ファンが求めていたのは高額グッズではなく、清志郎が貫こうとした“表現の真実”への敬意だったという指摘もある。

「メンバーは何も聞いていない」——KenKenが明かした“蚊帳の外”

さらに批判を加速させたのが、RIZEのベーシスト・KenKenの発言だ。KenKenはタイマーズのメンバーTOPPIに直接確認を取ったとし、「メンバーは何も聞いていないし利益もないし、サンプルすら届いていない」とSNSで明かした。

KenKenは「曲の背景を理解した上でこのTシャツを出すなら、企画者も局もブランドも軽蔑してしまう」と投稿し、強い違和感を示した。当事者が完全に蚊帳の外だったという事実は、批判の勢いをさらに強めた。