「蠍」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】

恐竜より前から生息

●卵ではなく赤ちゃんを産む
サソリは卵を産むのではなく、親と同じ姿の子供を産む「胎生(あるいは卵胎生)」です。産まれたばかりの赤ちゃんは、自立できるまで母親の背中に乗って過ごします。

●一億年以上前から姿が変わっていない
サソリは「生きた化石」とも呼ばれ、恐竜が現れるよりもずっと昔から、現在とほぼ変わらない姿で地球上に存在し続けています。

●「蠍座(さそりざ)」の神話
ギリシャ神話では、傲慢な狩人オリオンを刺し殺した功績で星座になったとされています。そのため、今でも夜空では蠍座が昇るとオリオン座が逃げるように沈んでいきます。

●「食用」としてのサソリ
中国やタイなどの一部の地域では、サソリを唐揚げや串焼きにして食べる文化があります。加熱すると毒性が失われ、エビやカニに似た香ばしい味がすると言われています。

●ハサミの大きさと毒の強さ
一般的に「ハサミが小さく細い種ほど、武器として毒針に頼るため毒が強く、ハサミが大きく太い種ほど、毒は弱い」という傾向があります。

●砂の振動で獲物を探す
目があまり良くない代わりに、足にある非常に敏感な感覚毛で、砂の上を歩く虫などの微かな振動を感知し、獲物の位置を正確に特定します。

●「漢方薬」としての活用
乾燥させたサソリは「全蝎(ぜんかつ)」という生薬になり、痙攣を抑えたり、痛み止めとして使われたりする歴史があります。