【犯罪白書】被害総額3000億円超! トクリュウ暗躍詐欺が激増し、AIを駆使した詐欺が本格化か

今後AIを駆使した詐欺が本格化

特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺の多くはトクリュウが関与し、その背後で暴力団が暗躍している可能性が高い。日本や中国の摘発が厳しくなったことで東南アジア諸国に拠点を構えるようになった。

「トクリュウは、特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺のほか、組織的強盗・窃盗、悪質ホストクラブ、悪質リフォーム、インターネットバンキングを使った不正送金まで犯罪網を広げていますよ」(同)

警察当局は海外を拠点に特殊詐欺などを実行するトクリュウの動きを封じ込めるため、海外当局と連携しながら摘発に乗り出している。’25年はタイ、カンボジア、フィリピン、マレーシアの海外拠点で犯行を繰り返していたメンバーら54人を逮捕している。

逮捕された実行犯らは「パスポートとスマホを取り上げられた」「詐欺をやりたくないと言うと、『臓器を売るぞ』『家族を殺す』と脅された」「ミスをしたり、管理者の指示通りにやらないと暴力を受け、ひどいときにはアルコールをかけられ、火をつけられた」などと話しているという。

「トクリュウは最新技術をいち早く犯行に取り入れており、今後、AIを活用した手口を本格化させることは間違いない。犯罪意識の希薄な輩は増えていく一方です」(捜査事情通)

闇に隠れて自分の手を汚さないのが現代の犯罪者だ。

『週刊実話』3月19日号より