横綱優勝できない豊昇龍に2つの「致命的欠点」

相撲協会公式サイトより


横綱に昇進して丸1年。

いまだに横綱での優勝がない豊昇龍(26)が、またこう言って吠えた。

「(3月8日から始まる)春場所、優勝を目指す」

場所になると期待外れの繰り返し。

安青錦(21)が優勝した大相撲初場所も、千秋楽に大の里(25)を破ってかろうじて2桁到達の10勝目を挙げ、豊昇龍は「最後まで気持ちを切らさず取り切ったけど、(この成績では)言い訳はできない」と大きなため息をついていたが、いつも場所が終わるとそれまでの不振がウソのように元気になる。

2月8日、両国国技館で行われた日本大相撲トーナメントでも、決勝で阿炎をすくい投げでひっくり返して2年ぶり2度目の優勝を成し遂げた。

優勝賞金250万円を手にした豊昇龍は「力を出し切った。優勝して大阪に向かいたかったので、良かった。前の優勝は大関のとき。横綱の優勝なのでうれしい」と満面の笑みを浮かべ、春場所の横綱初優勝を誓った。

【関連】土俵上はまさにバブル! 新大関・安青錦が連続Vで加速する空前の“懸賞金バブル”

この勢いで一気にいきたい


ちなみに、綱取りを目指す安青錦や大の里らは、いずれも3回戦で姿を消している。

これで幸先は上々と言いたいところだが、豊昇龍の場合はあまり信用できない。

というのも、去年10月も全日本力士選士権の幕内トーナメントで優勝、さらにその余勢を駆って34年ぶりに行われたロンドン公演でも優勝している。

豊昇龍は「さあ、次は大好きな九州場所。この勢いで一気にいきたい」と意気込んだが、優勝決定戦で安青錦に敗れているのだ。

どうして豊昇龍は優勝できないのか。

一門の若手親方は次のように分析する。

「理由は2つある。1つは左膝の半月板を故障し、15日間の長丁場には耐えられないことです。でも、先日の大相撲トーナメントのように1日で決着がつく短期決戦ならなんとかごまかせる。すべては膝しだい、ということ。もう1つは投げにこだわり過ぎるため、どうしても取りこぼしが多くなることです。優勝ラインが12勝前後まで下がると可能性は出てくるが、高いと今の相撲では無理」

春場所は荒れる。

「週刊実話」3月5・12日合併号より

【関連】春場所綱取りに挑む大関安青錦を丸裸にする「攻略法」