春場所綱取りに挑む大関安青錦を丸裸にする「攻略法」

両国国技館 (C)週刊実話Web
史上最速の横綱誕生なるか。

大相撲初場所は優勝決定戦の末、ウクライナ出身の新大関安青錦(21)が平幕の熱海富士(23)をクビ投げで破り、2場所連続の優勝を飾った。

大関昇進を挟んで新関脇、新大関での連覇は、69連勝の大横綱・双葉山以来89年ぶりの快挙だった。

優勝から一夜明けた1月26日の会見で安青錦は「やっとゆっくりできる。ホッとした、というよりも、ただうれしかった」と喜びをかみしめながらも、「遅い、早いは関係ないが、そういうチャンスがあったら、がんばってつかまえたい」と早くも巡って来た綱取りへの意欲を見せた。

まだ初土俵からわずか2年半。あまりにも順調な出世に周囲は驚きと同時に戸惑いも隠さない。

師匠の安治川親方(元関脇安美錦)は同日夜の後援者たちとの食事会で、6月7日に大関昇進の披露パーティーを予定していることを明かし、「それより先に横綱昇進パーティーを開かなくちゃいけなくなりそうだ」と嬉しい悲鳴を上げていた。

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力士としてはまだ未完成...

果たして、双葉山、照国に並ぶ史上3人目の大関2場所通過はなるのか。

「これまでやられっ放しだった周囲も、もうそろそろ目の色を変えて攻略法を研究してくるはず。その反動が怖い」(若手の親方)

平成以降、新大関で優勝した栃東も白鵬も、この包囲網をモロに受け、栃東はとうとう横綱には昇進できず、白鵬もようやく最高峰にたどりついたのは1年以上も後のことだった。

「安青錦は、絶対に頭を上げないという特徴があるけど、飛び抜けたパワーがあるわけじゃないし、投げもそんなに強くない。力士としてはまだ未完成で、攻略法は幾つもある。対戦相手はそれをぶつけてくるはずで、これからが正念場と言っていい」(同)

そのヒントとなるのが初場所に負けた3敗の相撲内容だ。

4日目、小結王鵬に右から抱え込まれて浴びせ倒されたように、いずれもパワー負けだった。横綱大の里にも左から押し倒され、土俵に転がっている。

安青錦は欧州出身初の横綱になれるか。

「週刊実話」2月19日号より