「燕」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】

「若いツバメ」の語源は!?

●アリストテレスの勘違い
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは、ツバメが冬にいなくなるのは「泥の中で冬眠しているからだ」と考えていました。渡りの正体が分かるまで、賢者ですら惑わす謎の存在だったのです。

●「ツバメが低いと雨」の科学的理由
低気圧が近づくと湿度が上がり、エサとなる虫の羽が重くなって低空を飛ぶようになります。それを追うツバメも低く飛ぶため、雨の予兆とされてきました。

●「燕尾(えんび)服」の由来
男性の夜間用正礼服である燕尾服は、後ろの裾が二股に分かれている姿がツバメの尾(燕尾)に似ていることからその名がつきました。

●「若いツバメ」の語源
年上の女性と付き合う若い男性を指すこの言葉は、女性解放運動家・平塚らいてうの恋人が、彼女に宛てた別れの手紙で「若い燕は池の平和のために飛び去っていく」と書いたことが由来です。

●「高級食材の燕の巣」は別物
中華料理で使われる「燕の巣」は、アナツバメという別の種類の鳥の巣です。一般的なツバメは泥と藁で作りますが、アナツバメは自らの「唾液」だけで巣を作ります。

●「巣を壊すと火事になる」の迷信
ツバメを大切にするために各地で「巣を壊すと家が火事になる」「目が悪くなる」といった言い伝えが作られました。それほど、ツバメは家を守る幸運の象徴とされてきたのです。-