「杓文字」なんて読む? 言葉にまつわる由来と豆知識 【難読漢字よもやま話】

広島にはギネス級の杓文字も

●「一家の主婦」の象徴
かつて日本の家制度において、姑から嫁へ「杓文字を譲る」ことは、家庭内の炊事の全権(主婦権)を譲り渡すという、非常に重要な儀式的な意味を持っていました。

●「杓子定規(しゃくしじょうぎ)」の語源
曲がっている杓子の柄を無理やり定規として使うことから、一つの決まりきった基準で、融通の利かないやり方を通そうとすることを指す言葉になりました。

●「巨大杓文字」がギネス級?
広島県宮島には、長さ7.7メートル、重さ2.5トンという世界最大級の「大杓文字」が展示されています。まさに「福をすくい取る」象徴として、多くの観光客を圧倒しています。

●「野球の応援」でも活躍
かつて広島東洋カープの応援では、宮島の名産にちなんで杓文字を叩いて応援する姿が定番でした。現在はメガホンに変わりましたが、今でも伝統的な応援スタイルとして愛されています。